Necdin遺伝子

PUBMEDにPWSの遺伝子のインプリントに関しての新しい研究成果が発表されていました。 従来、欠失している父親側の遺伝子領域の、母親側の遺伝子はインプリントされていて働かないとされてきたのですが、詳しくしらべてみると、後天的にインプリントが緩むの…

necdinの新しい知見

アーチャンのprader-willi症候群の原因遺伝子のひとつではないかとされる、necdinの新しい知見がPUBMEDにアップされていました。 Stochastic Loss of Silencing of the Imprinted Ndn/NDN Allele, in a Mouse Model and Humans with Prader-Willi Syndrome, …

「うつ」防ぐタンパク質発見

記事中のMAGE-D1というタンパクはprader-willi症候群の原因遺伝子のひとつとされるnecdinの仲間で、結合するらしいので、関連あるかもしれません。治療法開発に結びつくことを祈ります。 「うつ」防ぐタンパク質発見 http://opi-rina.chunichi.co.jp/topic/2…

蛋白研セミナー 

prader-willi症候群の原因遺伝子の一つとされる necdin発見者の吉川先生のセミナー(転載許諾済)に、行ってきました。 会場は満員で登壇された4名の先生方へ質疑が相次ぎ、30分以上予定オーバーで、熱気に包まれていました。 吉川先生からのprader-willi…

蛋白研セミナー 

prader-willi症候群の原因遺伝子の一つとされる necdin発見者の吉川先生のセミナー(転載許諾済) 今回は主にパーキンソン病等の神経変成疾患の専門家の発表らしくPWS直接の発表は無いそうです。でも吉川先生は常に論文の結論において、PWSに言及してくだ…

海外の治験

twitterの情報で、prader-williを検索するとたくさんの情報を見ることができます。今日はとても明るいニュース。海外の治験で、PWSで脳内で減っているとされるオキシトシンを鼻腔から補ったところ、いろいろ良い作用が見られたらしい。 日本でもぜひ同様の治…

飼い主に見つめ合いで増加 愛犬ときずな強めるホルモン

アーチャンずっとワンワンを飼いたいと言っているし、prader-willi症候群の子供達は動物好きみたいなので、この研究はとても参考になりますね。PWSの場合、視床下部のオキシトシンニューロンに変異があるらしいので、家族やお友達との交流はもちろんのこ…

大阪大学 蛋白質研究所 蛋白研セミナー 

午後、大阪大学 蛋白質研究所 蛋白研セミナーを聴講してきました。 prader-willi症候群の原因遺伝子ではないかとされるnecdin遺伝子を発見された、吉川先生http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/10000201をはじめ、PWSの関連遺伝子の再活性化を成功された…

EXPECTED SIGNIFICANCE OF CURRENT RESEARCH SPONSORED BY PWSA (USA)

アメリカのPWS協会のホームページに、2008年度の研究支援の概要が公表されています。研究が進展して、治療法開発に結びつくことを祈ります。感謝です。 EXPECTED SIGNIFICANCE OF CURRENT RESEARCH SPONSORED BY PWSA (USA) http://www.pwsausa.org/r…

FPWR Reaches $1 Million Mark in Funding PWS Research

アメリカのprader-willi症候群の患者家族会の研究支援額が今年度の支援で100万ドルを超えたとの事。100万ドルといっても1件あたりの額は5万ドル程度ですから、多くの研究者さんに支援の輪を広げているという訳ですね。今年の支援対象の研究内容が紹…

海外の研究

昨日の東北大学の西森先生の研究のお話http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20080625/oxytocinに続いて、今日もnecdin遺伝子関連の情報について。 prader-willi症候群の欠失遺伝子のひとつnecdin遺伝子に関する海外での研究成果が公表されています。主治医さ…

 オキシトシンとnecdin遺伝子

2005年10月頃に、東北大学の西森克彦教授http://www.agri.tohoku.ac.jp/bunsi/index-j.htmlが、オキシトシンと社会行動の関係についての研究を発表され拝読して、僕のblog日記にも記録していました。http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20051026/p1 …

SnoRNA Snord116 (Pwcr1/MBII-85) Deletion Causes Growth Deficiency and Hyperphagia in Mice

prader willi症候群と、snoRNAについての新しい発見がPUBMEDに載っていました。アメリカの研究支援財団のFPWRホームページで紹介されていました。 SnoRNA Snord116 (Pwcr1/MBII-85) Deletion Causes Growth Deficiency and Hyperphagia in Mice http:…

海外の研究支援

PWSの海外の患者家族団体のFPWRでは、積極的に研究支援を実施されています。 アメリカのPWS支援財団のFPWRの研究支援の一覧より引用 http://www.fpwr.org/research/grants/summary 2007年度の研究支援を見ると、7件ありました。 それぞれ…

海外の研究成果

PWSの諸症状の原因遺伝子ではないか、とされるnecdinに関しての研究成果が相次いでPUBMEDに公表されています。 ひとつは、アメリカのFPWR(PWSの研究資金援助を行っている財団)の資金援助を受けて行われたと思われるカナダのもの。もう一つは、フ…

インプリント遺伝子necdinと脳の発達障害

prader-willi症候群の原因遺伝子のひとつではないかとの説のある、necdin遺伝子を発見された大阪大学の吉川先生が、金沢大学で関連する講義をされました。感謝致します。 インプリント遺伝子necdinと脳の発達障害 日 程 2007年11月19日(月) 開催場所 金沢…

Rhythm is not enough.

同じような研究を世界の様々な研究機関が同時にされているようですね。prader-willi症候群の治療法開発に結びつく事を祈ります。 Rhythm is not enough. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez?Db=pubmed&Cmd=ShowDetailView&TermToSearch=17898776&ordi…

The imprinted gene Magel2 regulates normal circadian output.

毎週、PUBMEDにPWS関連の研究が新しくアップされていて、治療法に結びつかないかと期待してしまいます。 PWSの原因遺伝子ではないかと言われているnecdin遺伝子とよく似た遺伝子とされるMageL2の研究で、概日リズムとの関連があるそうです。今のところ、アー…

Separate necdin domains bind ARNT2 and HIF1alpha and repress transcription.

海外では、先のアメリカのPWSの財団の研究支援http://www.fpwr.org/research/grant/2006/4もそうですが、次々とPWSの諸症状の原因遺伝子ではないかと言われているnecdinの研究が進んでいるようです。とても難しい内容で、すぐには理解できませんが、研…

がんばりすぎかも

小学校の連絡帳を読むと、すごくがんばっている様子を先生方がその日の記録として毎日、書いていてくださる。ありがとうございます、感謝です。それを読むのも毎日の家族のたのしみになっているけれど、最近、下校後、家ではその反動のように、いろいろ興奮…

新しい知見

最近PWSの諸症状と遺伝子の関係について、さまざまな研究が進められていますね。IPWSOの総会の専門家の講演記録にも、様々な知見が出ています。 Abstracts from the 6th International IPWSO Conference http://www.fpwr.org/node/390 それが直接治…

自閉症に関連する遺伝子異常を発見

理化学研究所のニュースに、3月にプレス発表された情報が再録され、研究者さんのインタヴューも載っていました。以前発表された際にも転載したのですが、PWSにも関連しそうな内容ですので、研究が進んで、治療法に結びつきPWSにも恩恵があることを祈りたい…

 Necdin遺伝子とGABAニューロンとの関係

Necdin遺伝子を発見された大阪大学の吉川和明先生が、Necdin遺伝子とGABAニューロンとの関係について研究され、その内容を発表されています。prader-willi症候群との関連も示唆されています。PUBMEDのテキストの紹介について、吉川先生の許諾を頂きましたの…

グレリンと記憶

食後、何となくTV見ていたら、「世界一受けたい授業」の中で、久恒辰博先生のお話の、記憶力アップのところで、空腹時に出るグレリンが記憶を司る海馬の細胞に働きかける、プチダイエットの効用の説明がありました。PWSの場合、グレリン濃度が健常者の…

NecdinとPWSの関係についての研究への資金援助

PWSA(アメリカのprader-willi症候群協会)のHPに、NecdinとPWSの関係についての研究への資金援助の事が記載されています。大いに期待したいですね。 海外の協会は規模も大きい為か、こういった形で直接資金援助されているところ、学びたいですね。…

アディポサイエンス第4号を読む

大阪大学の吉川和明先生が「プラダー・ウィリー症候群と病因遺伝子」について発表されていましたので、取り寄せて読んでみました。PWSの原因が究明され、治療法開発に結びつく事を祈ります。感謝致します。(吉川先生が以前このblogに投稿いただいたテキスト…

Prader-willi症候群とNecdin遺伝子の関係について

大阪大学 吉川和明先生への質疑と回答 今年に入って、医療専門の検索「PUBMED」で、Prader-willi症候群についての研究発表がたくさんアップされています。研究が進んで多様な症状に対する治療法が開発されることを、患者家族として願うばかりです。そのうち…

「Necdinとプラダーウィリー症候群」

PWSの原因遺伝子と言われるNecdinとPWSとの関係について、大阪大学の吉川和明先生が、日本生化学学会の機関紙「生化学」の2004年5月号に、「Necdinとプラダーウィリー症候群」という論文発表されています。僕も、さっそく図書館で拝読しました。…

JTの生命誌研究館のHPのリンクOKの御返事ありました

「ゲノム刷り込み」についての比較的判りやすい説明(と言いつつ僕には難しい)が掲載されています。 今朝、リンクOKの御返事ありましたので、転載します。 生命誌ジャーナル2003年秋冬号の「RESEARCH −研究を通して−」のところの「ゲノムインプリンテ…

 吉川先生の解説、何度も何度も読み返す

一つ一つの言葉の意味は専門領域のものであり、僕には難しい。特に「ゲノム刷り込み」という部分は、難しい。先生のHPに少し解説あるけど専門家向きだから、なかなか難しい。 JTの生命誌研究館のHPに割とやさしい解説載っていたので(それでも読んでい…