PUBMEDにPWSの遺伝子のインプリントに関しての新しい研究成果が発表されていました。
従来、欠失している父親側の遺伝子領域の、母親側の遺伝子はインプリントされていて働かないとされてきたのですが、詳しくしらべてみると、後天的にインプリントが緩むのか、遺伝子(この研究では主に阪大医学部の吉川先生が発見されたnecdinについて)が少し発現するようです。それ故に生き延びる事ができたのかもしれません。論文には”correlated with a reduction in the loss of serotonergic neurons”とあり、セロトニンニューロンとの関連が示唆されています。
治療法発見に結び付く事を祈ります。

Natural breaking of the maternal silence at the mouse and human imprinted Prader-Willi locus: A whisper with functional consequences.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25003016

https://www.landesbioscience.com/journals/rarediseases/2013RAREDIS054R.pdf