海外の治験

twitterの情報で、prader-williを検索するとたくさんの情報を見ることができます。今日はとても明るいニュース。海外の治験で、PWSで脳内で減っているとされるオキシトシンを鼻腔から補ったところ、いろいろ良い作用が見られたらしい。
日本でもぜひ同様の治験をしていただきたいと希望する。
PWSの視床下部のオキシトシンニューロンの減少の発見は、PWSで欠失しているnecdin遺伝子の関連が示唆されていますし、necdin遺伝子発見されたのは大阪大学の吉川先生ですし、その成果を臨床の先生方に生かして欲しいと希望します。
IPWSO(国際PWS協会)の先生方の発表では、necdin遺伝子は何故かPWSの脳内に発現しているとあり、故に関係ないと結論つけておられるようですが、でも欠失しているnecdin遺伝子が発現しているのであれば、それ自体が大きな問題だし、どちらにせよ、病態の解明に大きく貢献するのではと思うので、決め付けないで臨床の先生方は、研究してくださらないかと思う。

'Trust Hormone' May Help Curb Symptoms of Devastating Disease
http://news.sciencemag.org/sciencenow/2011/06/trust-hormone-may-help-curb-symp.html?ref=hp

Oxytocin may be useful to increase trust in others and decrease disruptive behaviours in patients with Prader-Willi syndrome: a randomised placebo-controlled trial in 24 patients
http://www.ojrd.com/content/pdf/1750-1172-6-47.pdf