こころの未来研究センターにて療育

午後3時から京都大学の、こころの未来研究センターにて療育を受ける。今日もいつもの担当のITさんとIDさんお二人で見ていただきました。

今日の課題
1、パソコン課題 
2、カタカナ課題 
3、連続して読む
4、読んで覚える
5、どうするゆうきくん

療育の部屋の奥にプレイルームが備えられていて、僕達夫婦はそこで待機。

1のパソコン課題は、毎回ウォームアップの感じでしていますが、今日は1〜4問目までは、19〜17文字回答でイーブンペースでしたが、慣れてきたのか、5回目が27文字、6回目が23文字と今までにないハイスコアだった様子で、特に振り返りでも説明の無かった課題でしたが、今日はITさんから報告いただきました。少しずつ発達してきている感じですね。
2のカタカナ課題は、このところ、ずっとひらがな課題をしてきて、かなり読めるようになってきているので、苦手なカタカナに取り組むことに。今日はある程度、50音順の表のカタカナ読めたようですが、ひらがなの50音順のまま流れで覚えてしまっているようで、ITさんが指差したところを回答するように言っても、アイウエオ順で先に言ってしまったり、逆の流れで指差すと詰まって言えなかったりしている。表を印刷していただき、自宅でもやってみることに。
3の連続して読む課題は、一年前にしていただいた、「数字」「かな」「絵]を言葉にして答える課題と同じものして現在と比較。
数字は今回21秒<一年前26秒
かなは今回24秒<一年前28秒
絵は63秒<一年前83秒
と、それぞれ良くなってきている様子。数字やかな文字を言葉の音に変換する脳の部位(39野と40野)と絵のような、ものや形をみてそれを言葉の音に変換する部位(37野)とは、処理部位が異なっていて、アーチャンの場合、数字やかなを言葉の音に変換するところに較べて、ものの形を見て答えるのは難しい様子(ものの形を見ても、具体的な名前が出てこないで、あれとかこれとか言ってしまうような)
漢字の処理も37野でしているらしく、ITさんからアーチャンは漢字も苦手なのではと聞かれましたが、カーチャンの印象では、漢字を写すのは好きな様子だし、苦手かどうかは分からないですね。外出した時に駅の名前を着くたびにサイン見て読むのは好きだし、今日も療育に行く前に、通りがかった「すき家」の「うな丼」の文字を見て、「うなぎ」と読んで、おもしろいなと感じていたので、そのエピソードをITさんにお伝えすると、37野は、ひとつのまとまりのある言葉を理解する時に、一文字ずつ39野や40野で処理しないで、まとまりとして理解する場合に働くところでもあるらしく、「うな丼」を「うなぎ」と読んだのも、自分で読める「うな」のところから、「うな*」とつながりのある言葉を連想して、抜けている部分を埋めて、「うなぎ」と読めたと推測されるとの事で、そうであれば37野もそれなりに働いているのでしょうし、楽しい刺激をいろいろと与えていきたいですね。

4の読んで覚える課題は、一昨年の12月にしていただいた課題と同じものして、現在と比較。これは短期記憶の容量を見る課題。昨年にくらべてかなり良くなってきている様子。

2語文
へやが あかるい→0秒後回答 →へやが あかるい(正解)
そとは さむい →5秒後回答 →そとは むし(不正解:しかし昨年はまったく出てこなかった)
いすに すわる →10秒後回答→いす むひ(不正解であるが、いすは覚えている)
つくえを はこぶ→15秒後回答→いす はこぶ(不正解であるが、つくえがいすに置き換わっているが、流れは覚えている)

3語文
おもい かばんを もつ   →0秒後回答 →おもい かばん もつ(ほぼ正解)
きょうは そらが あおい  →5秒後回答 →あかるい(不正解)
きのう こうえんで あそんだ→10秒後回答→きょうは こうえんで あそんだ(きのうときょうが間違えているが、おおむね合っている)
あさ びょういんに いった →15秒後回答→びょういんで はいった(不正解であるが、流れは覚えている)