こころの未来研究センターにて療育

午後2時30分から京都大学の、こころの未来研究センターにて療育を受ける。今年最初の療育、本年もよろしく御願い致します。
今日もいつもの担当のITさんとIDさんとOさんに見ていただきました。

今日の課題
1、パソコン課題 
2、カタカナ チェック
3、なかよしチャレンジ
4、漢字でジェンガ

療育の部屋の奥にプレイルームが備えられていて、僕達夫婦はそこで待機。

1のパソコン課題は、1回目16、以降17、18、20、18、19と分節数が4と長くなっても、よく出来ている様子。
2のカタカナ チェック課題は、ヒント有りの課題でも、カタカナを思い出すのが困難な様子らしい。でも46問中、24文字思い出す事ができたらしい。なかなか定着しない感じがしますし、前に出来ていたことも、間が空くといつの間にか忘れている様子。
これは厳しいなと思ったのですが、ITさんから、なかなか定着しなくても、再学習の時の回復のスピードを見て、回復のスピードが少しでも上がってくるのであれば、療育の意味はあるし、忘却のピッチを検証しておけば、再学習の適切な時期も判断できるし、一度マスターしたと見えていた事が、実は定着していないということが分かる事、それ自体とても大事なことで、それを見逃してしまっていることの方が問題は大きいのではと言って頂いて、その前向きなお話に、あきらめてはいけないんだと、改めて療育を継続していく事の意義を認識しました。
3の、なかよしチャレンジ課題は、カードの問題の文章を読んで三択の答えの中から一つ選んで答えるもの。アーチャンが最初から全てを読むのは、能力的にも難しいので、途上で手助けが必要。それをチェインニングと呼ぶらしい(目標の「自分で全部読めるようになる」へ向けて、途上で鎖をつないで、目標地点までつなぐようにすることから)
ただ、最初の部分をアーチャンが始めるのは、負荷が大きいので、逆チェインニング(最初のところ手助けして、最後のフィニッシュのところだけ本人がする形で、達成感を味わわせるやり方)今日はしていただきました。
また、三択問題も、三択全部聞いてから答えるのも負荷が大きいので、一つの回答文ずつ確認して回答を導く。ソーシャルな問題もよい感じで回答できていた様子。
4の漢字でジェンガ課題は、小学校1年生レベルの漢字の課題をヒントの絵付きのカードを使って回答。書くのはまだなかなか難しいところあるが、読みの方は少しずつ出来ている様子。

昨晩、アーチャンはITさん、IDさん、Oさんに手紙をそれぞれ書いていました。似顔絵も別に書いていました。ほとんどがひらがなですが、でも手紙を書くという事は、保育所のころの絵手紙交換以来、一番のアーチャンの刺激になっていますし、交換日記と併せて、アーチャンの学習意欲の原動力になっている感じですね。この前向きな気持ちがあれば、少しずつでも定着していくのではと思います