こころの未来研究センターにて療育

午後3時から京都大学の、こころの未来研究センターにて療育を受ける。今日もいつもの担当のITさんとIDさんお二人で見ていただきました。

今日の課題
1、パソコン課題 
2、さくぶん 
3、カタカナ練習(オノマトベや擬音語課題)
4、どうするゆうきくん

療育の部屋の奥にプレイルームが備えられていて、僕達夫婦はそこで待機。

2、のさくぶんの課題は、Q1:好きな遊びは何ですか?とQ2:昨日は何をしましたか?の問い掛けに自力で文章で答えるもの。
A1:いぬプードルだいすき+犬の絵(療育の前に、IDさんとの交換日記に、犬の絵とトイプードルの文字を見ていたので、それで回答できたのかもしれません)
A2:じょう水場かめおいみました(「浄水場亀をみました」の主旨と思われる)
げーむしました。3(3回したの意味)
さがなおいました(「さかながいました」の主旨と思われる)
最初、昨日の意味が理解出来なかったのか、今日行ってきたうつぼ公園の駅の本町(ほんばしと言っていましたが)を連呼していました。ITさんに、ほんばしの意味が伝わらないので、こちらに助け舟を求めてくるので、少しヒントあげて昨日の出来事を気付いた様子でしたが、それでは訓練にならないので、ITさんがドアを閉めて自力で出来るように促されました。
まだまだ、助詞の使い方が理解出来ていない様子。でも、何とか一人で文章まとめて書けたのでその点は進歩しているし良い感じ。
3、カタカナ練習(オノマトベや擬音語課題)の課題は、日本語には特に多いらしい、繰り返しの言葉で、文章の空白を埋める。これは名詞を知らない場合でも何とか意味を相手に伝え易いところがある。これも少し難しいところがあり、今日初めての課題だったので、課題の下段にヒント=問題順に並んでいるので答えが書いてあり、途中でアーチャンそのことに気付いてからは、それをそのまま写そうとするので、隠すと出来なかった様子。この辺りは、音と形のつながりの感覚がきちんと働いているのか、うまくいっていない可能性もあるので、次回以降テストしていただくことに。テストはとても簡単なものらしく、「ブーバ・キキ効果」と言って、トゲトゲの形とフワフワの形の絵を見せて、どちらがブーバですか?どちらがキキですか?と問うと、定型発達の場合、90数パーセント以上の人がトゲトゲをキキ、フワフワをブーバと答えるらしい。(ブーバもキキも言葉自体に意味は無いから、本来確率50%)

少し前から気になっている、発達障害とサッケードの関係についていろいろITさんにお聞きしてみましたが、失読症の場合では、一般的に文字を音に変えるところに問題があるらしく、視覚能力についてはむしろ強いとされているようで、一概に失読症と視覚やサッケードの問題を一緒に考えてよいかどうかは、まだまだ分からない領域のようです。でもアイクラッカーという、文章をどう読んでいるか等、目の動きをチェックできる機械があるらしく、いずれアーチャンも設備が整えば検査していただけるかもしれないので、できるだけ早く確認したいところですね。アニメーションについては、視覚への作用の部分よりも描く際に、先を読むというところに意味があるのではとの事で、その点については同感ですし、やってみて楽しんでいる様子ですし、悪い作用はおそらく無いと感じますので、継続していきたいと思います。