Stewart Russell Exhibition『THE AESTHETICS OF SAVING/無駄にしない美学』

午後、梅田のイーマのギャラリースペース ディーパにて、Stewart Russell さんの個展とワークショップに参加してきました。いつものように行き当たりバッタリな我家は地下鉄に乗った時既にワークショップが始る時間で、今日はもう無理かなと思いつつ、30分遅れでギャラリーに着くと、運が良いというのか、ちょうどレクチャー終ったとこで、すぐにワークショップが始りました。三種類のワークショップを体験。
1、デザインされたオリジナルウェアを試着してポラロイドで撮影。
2、プリント布の端切れを使ったパッチワーク。
3、同じく端切れを使ったカンバッジ作り。
参加者がそれぞれのゾーンに分かれて、順繰りに体験していく流れ。ほんの30分程のワークショツプでしたが、アーチャンとても楽しかった様子で、こちらも嬉しくなりました。楽しい時間提供いただいて感謝です。
帰路カーチャンと話していて、Stewart Russellさんが制作のベースにされているシルクスクリーンの技法について、お互い過去に同じような経験をしていたことが分かりました。カーチャンと知り合うきっかけになったのは銅板画制作を通じてですが、銅板画にコース決める前に、シルクスクリーンにするか銅板画にするか迷った時期があり、最終的に銅板画に決めました。その理由として、シルクスクリーンの場合、反転鏡像にはならないで、正の投影図の関係にあり、図像という点でコントロールしやすい、意識の元に置きやすいのではないか、と直観的に思ったところがありますね。銅板画はそこのところがうまくいかないというのか、製版とプリントの過程が微妙にずれているとも言えるところがある。そのうまくいかないところに惹かれたのかも知れません。
これは僕の想像でしかありませんが、おそらく、Stewart Russellさんは、そのようなストレートなシルクスクリーンの表現を好ましいと思う心の有り様と、同時にそれらを、意識の範疇から遠いところへ飛ばしたい、ノイズに満ちたコントロール不能な多様性の波の中に投げ込みたい感情が同時にあって、今日のようなワークショップの方法の延長上に、新しい方法論を見出そうとされているのでは無いだろうかと空想した。

Stewart Russell Exhibition『THE AESTHETICS OF SAVING/無駄にしない美学』
http://www.e-ma-bldg.com/event/stewart/index.html
E-ma ギャラリースペース ディーパのホームページより

http://www.hachigo.jp/information/index.html
HACHIGOのホームページより

ワークショップの様子(転載許諾済み)
低い仕切りや、椅子などもプリントされた合板で出来ています。アーチャン椅子が気に入った様子。

1の「デザインされたオリジナルウェアを試着してポラロイドで撮影」は、アーチャンだけしていただきました。教会のファサード写真で構成されたワンピースでした。(画像はアーチャンの顔画像公開していませんので無しです)
2の「プリント布の端切れを使ったパッチワーク」は皆で参加。


3の「端切れを使ったカンバッジ作り」も皆で参加しました。
端切れの布の気に入ったところを丸く切り抜いて、バッジにします。

アーチャンはカンバッジ作りの機械操作するのが面白かった様子で、皆の分をプレスしてくれました。

アーチャンのカンバッジ。ハンドバックと同じ色で揃えています。

カーチャンのカンバッジ。終わり頃に届いた布地のなかに気に入った物があったらしく、何度も作り直して、これに決めたようです。カーチャンもカバンに付けています。

トーチャンのカンバッジ。少し和風な感じのところ切り取りました。胸ポケットに付けました。