信濃橋画廊コレクション

兵庫県立美術館 2013年度コレクション展 特集「信濃橋画廊コレクションを中心に」http://www.artm.pref.hyogo.jp/news/press/pdf/press_y130615.pdf

20代の頃、サラリーマンの私は年1度、信濃橋画廊エプロンで個展するのが楽しみでした。山口勝子さん感謝です、拙作銅板画2点寄贈くださいました。
本当に、ラッキーと言うのか、偶然に知り合った人や場所に導かれてきたような思いがありますね。
高校を出てすぐに勤めた事務所が、たまたま本町のうつぼ公園近くにあり、所長の変な志向で土曜日半ドンだったので、帰路、偶然知った信濃橋画廊現代アートの魅力を知り、通うようになりました。
そこに置かれていた、芝高康造さんの銅板画工房のパンフレット見て、工房見学に行き、やってみようと。
サラリーマンですから、制作は休みの日のみ、そのうち、工房展に出展させていただくようになり、何年かして、芝高先生が個展してみる?と。
「え〜、わたしが個展?」状態でしたが、信濃橋画廊に推薦していただき、エプロンという小さいスペースでさせていただきました。
そして1年に1回の個展を何年かしているうち、福岡道雄先生が推薦してくださり、サマーフェスティバルという画廊のイベントに招待いただき、大阪芸大の奥田右一さんと一緒に展示させていただきました。
翌年、岡村洋さんを紹介していただいて、二人展をしました。その際の作品の2点を山口勝子さんがコレクションしていただき、今回の寄贈へとなりました。
それから、バブル景気となり、あまりの多忙に休む間もなく働いているうち、アート制作も疎遠となり、フェードアウトしてしまいました。
そんな活動していたことも、実際に忘れていました。
時が経ち、アーチャンが障害を持って生まれてきて、精神的にも経済的にも悩んでいたころに、アーチャンも自分も救済してくれるのは、やはりアートではないだろうかと思い、今もある意味でリハビリ中のような感じです。
昨年、美術館から連絡いただいた頃に、アーチャンがお世話になっている今池子供の家の西野さんから、アートワークショップの手伝いをして欲しいと依頼があり、背中を押される思いで(わたしはいつもそうなのかもしれません)やってみようと、思いました。娘のこと含め、いろいろとよろしくお願いします。
改めて、ほんとうによい人との出会いに恵まれ、励まされてきたと思います、感謝です。