幽霊妖怪画大全集

教育大特別支援学校のあおぞらふぁーむでのカレー大会の後、谷町四丁目に出て、大阪歴史博物館に行き「幽霊妖怪画大全集」展を観ました。

幽霊妖怪画大全集
http://www.mus-his.city.osaka.jp/
大阪歴史博物館より

知人から招待券貰ってたので、妖怪=水木しげる系くらいのイメージで、何の予備知識も無く行ったのですが、チケット売り場長蛇の列でびっくり。招待券ですぐEV乗って会場上がれたので閉館までに全て見れましたが、並んで入場だと3時過ぎだったから、たぶんアウトだったような気がします。
会場も凄い人で、じっくり観ることはできませんでした。
日本画家の吉川観方のコレクションを中心とした展示らしい。
カーチャンもアーチャンも幽霊や妖怪が好きで、わたしを置いて鳥取水木しげるロード見に旅行に行くくらい。わたしはまったくこのジャンル興味無いし、付き合って行った感じですが、展示内容が素晴らしく、強く印象に残りました。
日本画の弱い透けるような美学が幽霊や妖怪の世界描く感性にとてもしっくりきていますね。
ざらしの死体が腐敗していく生々しい様を時系列に描く「九相図」は、臨終が一番下で、骨と化した最後の姿が一番上にあり、だんだん見上げる構成がユニークでした。
たくさん展示されていた、歌川国芳の大判錦絵はどれもが美しい微妙な青色が基調になっていて、弱い表現が幽霊や妖怪を描くにとてもいい表現になっています。油絵などでは決して表現できない緊迫した画面。
月岡芳年の和漢百物語も美しい。
尾形守房の百鬼夜行絵巻はユーモラスでもっとたくさん見たい作品(絵巻の一部のみ表示でした)
伊藤若冲の作品が2点ありましたが、どちらもこれ若冲なのかと思うようなクオリティでしたが、付喪神図は縦に連なる付喪神の姿がユーモラスでした。