第34回 「子どもたちの讃歌」大阪府内特別支援教育諸学校36校の児童生徒による作品展

アーチャンも参加している「子どもたちの讃歌」展を家族で観に行きました。

第34回 「子どもたちの讃歌」大阪府特別支援教育諸学校36校の児童生徒による作品展
http://www.caso-gallery.jp/exhibition/2013/130723sanka.html

府内36校ということで、展示点数も多いし、家族や学校関係者さんと思われる方々がたくさん来られていました。
アーチャンは中学部のテーマで立体の自画像を作りました。風船に紙を貼っていき顔のベースを作り、目の部分は穴を開けて、顔は絵具で描いています。


アーチャンは自分の眉毛は一本につながっていると思い込んでいて、それを気にしつつも一本に描いたようですが、先生からつながってないよと指摘受けて直したようで、その痕跡が残っています。家でも今朝、眉毛が気になったのかハサミで切り始めややこしい状態になっていました。
(この辺りのやり取りはちょっと難しい内容がありますね。アーチャンの言っている事が事実か否か分かりませんが、修正する必要はたぶん無いでしょうし、夏休み明けにでも先生に確認してみようと思います)
その辺りでやや気持ちが落ち込んだのか、全体的に黒くて重い雰囲気になっています。
あごひげみたいに見えるところは口と唇を表現したらしく、黒色で表現したことは今まで無かったので、少し気になりますね。
学校で見た制作途上の写真には下書きのような平面の顔があり、それは今までのようなアーチャンの表現だったので、立体に置き換えるのが認知能力的に難しかったのかもしれません。他の子供たちの表現も同様にやや重く暗い雰囲気がありますので、立体を捉える認知上の困難さが共通してあるのかもしれません。
他の学校の子供たちの作品も見て回りましたが、今回はいろいろと参考になるというか、先生方の工夫を感じるところがありました。
ロールシャッハテストのように、二つ折りにしたフィルムに絵具を塗って閉じて開いてして、そこに感じたものを補って描いている作品は、子供たちのイメージする力の潜在力を感じさせます。
葉っぱから、青虫が育ち、そして蝶になるプロセスを立体で作る造型は、様々な内容を作る事通じて学んでいるし、色彩も良かったですね。
印画紙を使って手や魚のかたちを日光写真の感じで定着している作品は完成度が高く、作る子供のモチベーションも上がりそうに感じました。
数字やアルファベットを装飾文字のように色テープ等使って構成した作品も、楽しみながら文字を修得できる良い方法と感じました。
最後にワークショップのブースがあり、包装紙を巻いて棒状にして自由にそれをつなげていくもの。アーチャンはセロテープ使うのがとても好きなので、たくさん巻いて作りました。