特別展「OCEAN! 海はモンスターでいっぱい」

大阪市立自然史博物館さんの特別展でブロガー招待の企画は今年3回目。今回も申し込んでみましたら、当選メール頂いたので、さっそく家族で伺いました。

特別展「OCEAN! 海はモンスターでいっぱい」
http://oceanmonster.jp/index.html
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/index.html
大阪市立自然史博物館より引用

ちょうど12時頃に着いたので展示見てから植物園内でランチにしようと思い入場したのですが、全国4ヶ所巡回展ということもあり、盛りだくさんの展示内容で、展覧会のタイトル通りモンスターだらけで夢中になって見てしまい、出てきた時には午後2時を回っていました。今後、子供向きのワークショップもたくさん開催される予定のようですから、またアーチャン連れて見に行きたいと思います。

展覧会のメッセージも印象的。展示はこのコンセプトのように、多様な環境で育まれてきた生物の姿を剥製や化石などが、ちょうど海の波に揺られるような感じでジグザグとディスプレイされていました。

海を舞台に受け継がれてきた生命のバトン。
海は豊かな進化の舞台である。
海にはさまざまな環境がある。
そして海は、小さなものから大きなものまで、
環境に適応したいろんな特徴をもつ生きもの…
「モンスター」たちでいっぱいなのだ。

展示を見ながらジグザグと歩んでいきながら、生物の進化の流れに法則性というのか、方向性のようなものはあるのだろうかと、これは今年のブロガー招待の2回の展示で特に化石類をじっくりと観てきたことで生物の生命の雄大な時間の流れを意識出来てきた為なのか、想像して見ていました。
それはモンスターという展示イメージが適確に示されているように、多様な環境の中で生き抜いていく強烈な個性の生きもの達の顔に刻まれているように思えてきました。
顔であり、そしてやはり目の獲得ということに興味が湧いてきました。
展示の順序では途上にありましたが、カンブリア紀にやはり生命進化の大きな変化があり、この時期に目を持った生物も誕生しているらしい。
展示の中で特に魅力的な目たち。

カンブリア期(5億500万年前)のオパビニア。5個の目玉を持つという不思議な生物。

すべての生物の中で魚竜の目の大きさは一二を争うサイズとか。化石見ると実感できます。

そしてさまざまな顔を持ったモンスターたち。見飽きませんね、顔、顔、顔。今回は化石だけでなく、たくさんの剥製や生きている姿のビデオ映像もモニターで見ることができるので楽しい雰囲気。
リュウグウノツカイの剥製は初めて見ました。不思議なイメージに溢れています。

ネコザメ

アンコウ

今回もっとも強烈なイメージの顔のダンクルオステウス

哺乳類の顔見るとやはりかわいい

アーチャンはヒゲクジラのヒゲに触る事ができたのが楽しかった様子。見るだけでなくて触る事でよりリアルに知ることができますね。
妻子とヒゲクジラの頭部。

カーチャンはシーラカンスの剥製に興味持った様子。これはお腹の脂肪をプラスチックに置き換えるという技術を用いているので、通常の剥製と異なり、内蔵も残されていて、体の右半分は内臓が見えるようにカットされています。背骨のチューブ構造もよく分りました。

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