こころの未来研究センターにて療育

午後2時30分から京都大学の、こころの未来研究センターにて療育を受ける。
今日もいつもの担当のITさんとIDさんとOさんに見ていただきました。

今日の課題
1、パソコン課題 
2、カタカナチェックと、ことばのプリント
3、場所を覚える
4、動物積み木

療育の部屋の奥にプレイルームが備えられていて、僕達夫婦はそこで待機。

1のパソコン課題は、1回目10、以降20、18、9、7、3で、4回目からは3分節&画面が消える課題で少し負荷が高かった様子。最後は4分節で3問だけ回答。アーチャンのワーキングメモリーは、今のところ3〜4程度のようですが、どうも文章課題の場合、文章単位ではなく、文字を一文字づつ理解している状況の様子。
2の、カタカナチェックと、ことばのプリント課題は、最初にカタカナチェックしました。46問中38問回答(前回36問回答)と、少しづつカタカナ理解がすすんでいる様子。自分で、問題用紙の下欄に試し書きして試行錯誤している。
間違えるカタカナは前回と同じ箇所(ム、フなど)
次にことばのプリントをしました。
例えば帽子の絵を見て、その下にある「ぼ○し」の○のところにあてはまる文字を入れていく。「う」と「お」が混乱している様子。現実に私達が発する音が、ぼうしの「う」は、「お」に近い為か音に引っ張られているのかもしれない。アーチャンは「ぼおし」と理解しているかもしれません。
その次に、同じように例えば、きゃべつの絵を見て「○ゃべつ」の○の部分の文字のように、小さい「ゃゅょ」の前の文字を答える課題をしました。これらの課題も、分からない時に「き」(きゃべつ)なのか、「ち」(ちゃべつ)なのか、と読んであげると回答できている。やはりまだきちんと発音できないところがあり、音に引っ張られている様子。
3の、場所を覚える課題は、今まで概ねワーキングメモリーのうちの音韻ループの部分のチェックがほとんどであったのを、今日は視空間パット(ビジュアル的な記憶)の部分も短期記憶が弱いのか否か確認していただいた。
同じ素材、大きさ、色のキューブをランダムに置いて、指差しで1,2,3とランダムに差していき、それをアーチャンにも同様に指差し回答させる課題。音韻ループの方はおおむね3〜4の容量とのことでしたが、視空間パットの記憶も、3個までは回答出来ていましたが、4個以上は難しい様子。でも、5個以上の場合でも左から順に指差しする等、まとまりやすい課題とすると、5個覚える必要がなくなり、順に数えるという1個のルールを覚えるだけで回答できるので、そういう具合にまとまりを工夫していくことで、メモリーが仮に3個でも、悲観しなくても良いのではとのアドバイスでした。
4の、動物積み木の課題は、ゲーム。先週と同じもので、やはり手先は器用で、うまく出来ていた様子。