こころの未来研究センターにて療育

午後3時から京都大学の、こころの未来研究センターにて療育を受ける。
今日もいつもの担当のITさんとIDさんとOさんに見ていただきました。

今日の課題
1、パソコン課題 
2、カタカナ れんしゅう
3、かんじ
4、ジェンガ

療育の部屋の奥にプレイルームが備えられていて、僕達夫婦はそこで待機。

1のパソコン課題は、1回目15、以降9、8、16、16、17でした。
2のカタカナ れんしゅう課題は、46文字中34文字回答と、前回よりかなり回答数が増えました。カタカナの形は覚えているようですが、音で引っ張ってくることが出来ていない。ハ行が特に弱い感じ。同じ母音のものでよく間違っている。この辺りはPWSの場合、「しゃべる割には、聴覚言語能力が悪い」という大野耕策先生のお話につながるところでしょうか。
交換日記等、自力で楽しみながら書いている文章では、ひらがな何とか使えているので、何故カタカナを覚えるのが難しいのかよく分かりませんが、ひらがなは定着している感じなので、しばらくカタカナと漢字の課題を継続することに。
3の漢字の課題は、過去に学んでいるはずの、「知」「国」「用」を用いて、いろいろな課題に取り組みました。
最初に、しるの「し」、ちしきの「ち」と、こくごの「こく」、ようじの「よ」と書かれたカード見て当てはまる漢字を書く課題。国のみ正解、でも書き順が□書いてから中の玉を書いた様子。「よう」は習みたいなものを曖昧に描いていました。
それで、次にそれぞれの漢字とそれのイメージカードを見て答える課題、例えば日本地図と「国」の組合せ。これは全て知っていました。
次に、パソコンモニター上に書き順で表れる文字の断片を見て、それがどの文字なのか、二択で10問程度回答。そこで正しい書き順を学んでから、再度、国などの文字を、ななめ、よこよこなどの書き順を示唆する文字とリズムを付けた掛け声で、漢字を書くのを促して書きましたが、国の中の玉は、横三本を先に書いてしまった様子。
続いて、漢字を見て、何画目はどこか?と尋ねて答える課題をしましたが、設問自体の理解が難しかったようで、進まなかった様子。
こうして、繰り返し漢字を様々な面から学んで、再度最初の課題に取り組むと、「知」、「国」、「用」と全て書けました。でも国の書き順はやはり自己流が定着してしまっている様子で、間違えていました。他の文字は正解。自己流でもある程度はOK、でもそれによって文字が崩れて、テスト等で先生の判定が×になってしまうような場合は、崩れないように、正しい形と書き順を学習要との事。
カタカナも漢字も回数をこなす事で、定着していくので、普段からの反復必要。

IDさんとの絵日記交換。今日はアーチャンの番。IDさんからのお正月どこへ行きましたか?何が一番楽しかったですか?の問いに、放鷹術とペンギンパレードと書初めを書きました。放鷹術は、最後に見た振り鳩が印象的だったらしく、ふりばと、ふりばとと繰り返していました。漢字のところは手本を書いて、それを書き写しました。放鷹術とペンギンパレードは、傍についてサポートして書きましたが、書初めのページは、離れている間に、自分で文章も考えて、自力で書くことができた様子。IDさんとの交換日記が楽しみで、それが一番のモチベーションとなって文章を書くことや文字を思い出す事に繋がっている様子。