こころの未来研究センターにて療育

午後2時30分から京都大学の、こころの未来研究センターにて療育を受ける。5月15日以降、センターさんの都合で中断していたので久しぶりの京都での療育。今日もいつもの担当のITさんとIDさん、OGさんの三人で見ていただきました。
今日は山鉾巡行のお祭の日だったので、療育の前に三条で降りて市役所のところまで見に行きました。凄い人出だったので、少しアーチャン疲れたかもしれません。でもずっと土曜日は京都で療育していただいてたので、習慣になっていて、毎週のように明日は京都?と聞いてきましたし、今日もとても楽しみにしていて皆さんと再会できて、大喜びでした。

今日の課題
1、おぼえよう 
2、むいみご(無意味語)をかこう 
3、ぱそこんかだい
4、おまけのべんきょう

療育の部屋の奥にプレイルームが備えられていて、僕達夫婦はそこで待機。

1の、おぼえよう課題は、AVLT(Auditory Verbal Learnig Test 聴覚的言語記憶課題)の特に長期記憶の部分の現状の能力をテストしました。10個の単語をITさんが読み上げて記憶してアーチャンが回答。5回同じこと繰り返し。1回目は4個、順次6,7,7,9と覚えている数も増えていきました。昨年の10月の同じテストでは、1回目は1個、順次6,5,6,8でしたから、少しずつ長期記憶も伸びている様子。
次に妨害刺激として違う内容の単語を同様に聞いて回答して、しばらくして最初の課題を再度テスト。6個回答、これは昨年と同じ数でしたが、次に20分後にもう一度同じテストすると、9個回答できて昨年の6個より大幅によくなっていました。妨害刺激受けた後よりよくなっている。この辺りは、PWSの子ども達の記憶能力を考える上で参考になりますね。言語化、文章化できなくても興味のある事などしっかりと記憶している可能性がありますね。アーチャンとのエピソード振り返ると確かにこちらが忘れてしまっているようなことも明瞭に覚えている事がありビックリすることもありますね(特に食べ物に関しての記憶はとてもリアルなので、その辺りはPWSの食行動にも深く関連しているのではないかと連想しますね)
PWSのように、短期記憶の容量が小さい子ども達は、いろいろ工夫して何とか記憶を残そうとする傾向があるらしい。
2の、無意味語を書こうの課題は、ひらがな10問、カタカナ10問ずつ、ITさんが読み上げて、それをアーチャンが書き写す課題。昨年に較べてかなり聞き取りが良くなりたくさん書けている。間違いも多いけれど、それなりに回答できているし、特に繰り返し取り組んでいただいたカタカナの方は、カタカナ表記がまだ小さいャュョが不充分ですが昨年2問しか回答自体出来なかったものが、全問とりあえず書き込んでいるので、良くなっている様子。