大阪府庁本館:アート迷走 玄関に展示、議員が抗議−−裏金不信渦巻く現状?

こちらも、アート・カレイドスコープの作品に関してのニュース。いかに、地元のイベントを知らないというのか、興味を持っていないかということの証明ですね。ただ、議員のおっさん連中のこの素直な反応も理解出来ないことも無いですね。僕が今日見てきた大阪駅周辺のインスタレーションも、現代美術と都市との関係という概念にしばられすぎているように感じましたし。モデルとして少し古いですね。
余談ですが、この記事にさらりと「府庁本館は震度6強の地震で倒壊の恐れがあるとされている」と恐ろしい事が書いてある。

大正末期の代表的な近代建築としても知られる大阪府庁本館で、壁や柱に赤い紙テープで直径約10メートルの渦巻きを描いたスイス人アーティストの作品が展示されたところ、自民党府議団から「歴史的な建物にそぐわない。撤去すべきだ」などと抗議の声が上がっている。府立現代美術センターが主催した芸術イベントの参加作品だが、府は想定外の反響に、急きょ説明文を張り出すなど対応に大わらわだ。
大阪市内の近代建築物などを使ってアート作品を展示する「大阪・アート・カレイドスコープ2007」(3月1〜21日)の一環で、築81年の府庁本館の正面玄関吹き抜けホールも会場となった。パブリックアートで国際的に活躍するフェリチェ・ヴァリーニ氏が今月16〜19日、大理石の壁や柱を使って展示した。
定例府議会で訪れた自民党府議らから「みっともない」などの批判が続出。府庁本館は震度6強の地震で倒壊の恐れがあるとされていることから、「柱が崩れるから危ないという印かと思った」などと誤解する議員や、裏金問題に結びつけて「府の現状を表しているつもりか」と怒る議員も。20日の同党府議団総会では、撤去を求める声も出て、「いきなり装飾するのは説明不足だ」と、府側に厳重注意した。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/news/p20070223ddn041040019000c.html