バーチャン、人工透析が必要に

昨日、今日と病院で診断を受けて、腎臓の状態がもう限界のようで、入院して、人工透析の準備手術を受ける事になりました。今まで、よく辛抱してきてくれました。
バーチャンの病気の事はprader-willi症候群と直接関係は無いのですが、肥満から来る糖尿病とそこから生じる腎臓疾患の点で、記録必要かなと感じましたので、少し記述します。
透析の先生のお話では、少し前の入院時に危篤状態から回復した際、どう言う訳か、いままで20数年間ずっとインシュリン注射していたのが、必要なくなり、食事制限のみとなって、僕たちは喜んでいたのですが、http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20050115#artanartこれは腎臓機能が悪化することにより、排出されるはずのインシュリンが体内に残り、濃度が高くなることによって、血糖値が下がり、インシュリン注射がいらなくなった可能性があると、推測されるのだそうです。という事は、糖尿病から腎臓疾患になった場合、入院によって体重が減ったりした事をきっかけに、血糖値が改善し、インシュリン注射不要になったからと言って、単純に体調が良くなったと理解するのは危険で、腎臓が悪くなっている信号と理解したほうがよいのかもしれないですね。
娘のprader-willi症候群の場合も、少し前の大野先生の講演会の際にお聞きしたように、副腎が小さいと言われていて、http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/10000502#p7それによってさまざまな調節が難しい面があるようなのですが、http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=14699614&query_hl=3副腎で調べると、副腎に疾患があると、低血糖になりやすいらしく、確かに、娘は今晩もそうでしたが、食事しながら眠ってしまう事が多く、気になっています。prader-willi症候群の場合はどうなんだろう?
低血糖過食症や行動の問題とも関連しそうですから、その辺り、次回の娘の検診時に主治医さんにお聞きしてみたいと思います。
視床下部性肥満症の高インシュリン対して、オクトレオタイドが有効で、血糖値が安定する事も関連するのか、QOLが改善したという治験の報告例http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20050523#p1も、関連してきそうですね。