造幣博物館

連休4日目。造幣博物館がリニューアルオープンして、連休中も公開されているので家族で見に行きました。無料でこれだけの充実した展示を見ることができるし、お薦めの博物館ですね。主に貨幣の製造に関わる歴史や現在の製造技術の解説の展示がされていて、また昔の造幣局の敷地全体がジオラマ模型で再現されていて、貨幣よりも模型好きの僕は食入るように見つめていました。貨幣製造の過程で使われる縮彫機や、江戸時代前後に作られた大判や竹流金のような豪快な金の感触など、見飽きませんでした。貨幣以外に過去のオリンピックやパラリンピックアジア大会のメダルなども展示されていました。
(少し前に万博公園内に保管されていた産業遺産が財政難から廃棄処分されたという悲しいニュースがありましたが、このような形で公開できていれば、どれだけ楽しい施設となっていたかと空想)

博物館見学(本局)
http://www.mint.go.jp/plant/visit_museum_h.html
造幣局のホームページより

造幣工場のジオラマ模型のファサード。妻壁に飾られた大きな振り子時計は修復されてホールで時を刻んでいました。

内部の展示の様子。勲章以外は撮影OK。秀吉の時代の天正長大判は世界最大級の金貨らしく、迫力ありました。

いびつな形の菊桐金錠や、竹流金も荒々しい豪快な造型が美しい。

貨幣製造の過程で使われる縮彫機。右側の原型が左側の小さなサイズに写し取られる。この機械が導入される前は手彫りだったらしい。