〜石井筆子・知的障害児教育の道〜

NHKの番組、「その時歴史が動いた」を観る。知的障害のある子ども達の為に生涯を捧げた石井筆子さんの物語。冒頭の明治時代当時の写真で座敷牢のような場面があり、その頃の社会の中での知的障害者への理解のあり方がよく分りますね。とても素晴らしい内容でした。筆子さんのドキョメント映画等が製作され公開されているようです。拝見したいと思います。

NHK「その時歴史が動いた」HPより
母の灯火 (ともしび) 小さき者を照らして
〜石井筆子・知的障害児教育の道〜
http://www.nhk.or.jp/sonotoki/2006_12.html#03

無名の人〜石井筆子の生涯〜
http://www.peace-create.bz-office.net/mumyo_index.htm
15分くらいのダイジェスト版が見れますね

筆子その愛
http://www.gendaipro.com/fudeko/index1.html

僕が勤めていた時、最初に企画から担当したのは精神科のクリニックのプロジェクトで、最初に先生から過去の日本における精神科の医療の歴史をスライド映像を使って教えていただいた事があり、その時に見た、明治の頃の施設などは、もっと厳しい内容の、檻のようなものであったと記憶する。その頃のことを思い出しました。
でも、少し前に療育の講習でお聞きした宮田広善先生のお話http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20060531/fukushiでは、昔の日本には知的障害者に、その能力に応じた仕事が役割分担として、うまく地域社会に備わっていた、という事でもあったらしく、どちらが社会の実際の姿を反映したものであったのか、詳しく知りたいなと思いますね。