厚生労働科学研究「罪を犯した障害者の地域生活支援に関する研究」

厚生労働研究(田島班)の御研究内容が、田島さんが理事長をされている社会福祉法人 南高愛隣会のHPに公開されています。こちらへの転載の許諾をいただきましたので、紹介させていただきます。
報告書の中に、娘と同じ疾患のprader-willi症候群の成人男性のケースがあり、知的障害者の、厳しい現実の姿を拝読して、ここへの転載も良いかどうか迷いましたが、でも、現実は現実として、受け止め、少しでも環境改善するような方向に、進んで欲しいと願い、転載させていただく事にしました。許諾に感謝致します。

社会福祉法人 南高愛隣会
http://www.airinkai.or.jp/index.html

厚生労働科学研究「罪を犯した障害者の地域生活支援に関する研究」
http://www.airinkai.or.jp/ken-gs/index.html

この情報を知った経過を、許諾の御願いのメールに記載していますので、そちらも転載します。

南高愛隣会 総務部様

先ほどTELにて問合せ致しました、大阪市在住の**と申
します。
当方の娘は、現在7歳で、prader-willi症候群の診断を受けています。まだまだ社会での認知はされておらず、広報の意味を込めて、娘の疾患のこと等について、blog日記を書いています。将来のことを思うと不安で一杯ですが、現実を直視して、医療、福祉、地域の皆さん
の御協力を得て、何とか日々をすごせています。
南高愛隣会さんのホームページにたどり着いたのは、記述しますと、長くなります
が、ホームページに記載のある、厚生労働省研究「罪を犯した障害者の地域生活支援に関する研究」の中に、娘と同じ疾患の方の記録があり、大変厳しい内容ではありますが、患者家族としては、現実として受け止めて、将来の子ども達の生き方を模索する上での参考とさせていただきたいと思いました。
それで、よろしければ、御研究含めて、当方のblogで紹介させていただきたく、お願いいたします。
少し前に、疾患について検索していて、prader-willi症候群の成人男性の方が起した事件が、たまたま被害者さんが有名な作家さんだった為、裁判記録を週刊誌に書かれたという事がありました。
結果、懲役1年の実刑判決だったのですが、その記事を読んでいて、被害者の方は、これで頭を冷やして、出所後は、母のために働きなさい的なことを書かれていて、疾患の特性を御存知ない為、仕方ないのですが、それを読んで、現在の刑務所で、知的障害者に対して、どのような丁寧な対応がなされているのか、まったく分りませんでしたし、私は強い不安を感じました。
結果、懲役がその原因であるか否かはもちろん分りませんが、その男性は刑務所の中でなのか、出所後なのか不明ですが、ネット上での情報では、ちょうど、満期の頃、病死されたのだそうです。
それで、いろいろと調べていくうちに、こちらのホームページにたどり着いた次第です。
研究が起爆剤になり、知的障害者の生活が改善しますよう、祈っております。よろしく御願い致します。