“徹ちゃん便り”から始まった 〜自閉症 広がる励ましの輪〜

NHK生活ホットモーニング8月23日(火)8時35分〜
http://www.nhk.or.jp/hot/onair_new/index.html

今朝、拝見しました。
感動と共に参考になるエピソードを、たくさん知る事ができました。

お母さんと共に、スタジオ生出演されていた徹之さんは、緊張している時やプログラムの無い時は、メモ紙にずっと何かを描き続けるらしく、今朝も、お母さんに促されてコメントを読む時以外は、最初から最後まで、ずっとペンを走らせていた。
その姿は僕の娘、アーチャンが同じように一心不乱に描いているところと重なって見えてきた。アーチャンの場合は、保育所のお友達にプレゼントしたり、この間も知人のpurimariさんに出会うの楽しみに、たくさんメモ紙に描いていたりと、基本的には御絵描きが好きでやっていると思うのだけれど、でも時として、自動機械のように、延々ととりつかれたように描いている時があり(どちらかと言えば、そのような姿は僕は嫌いではない。でも幼児のそのような姿がノーマルなのか、と考えると、少し複雑な感じもする)この事を前向きに捉えるべきか、違う何かプログラム作り、与えた方が良いのか、悩む時もある。

徹之さんは子供の頃からの、こだわり行動として、「水」が好きで、エスカレートすると通行人に水をまいたり、近所の家に勝手に上がり便所掃除したりトラブルが絶えなかったそうだ。それで、お母さんは、治そうとしても無理だと理解して、むしろそれを活かせないかと、自宅のお風呂と便所掃除を任せることにしたそうだ。それが性格に合い、清掃の仕事への興味を産み、現在の公務員の仕事(施設の清掃係り)に繋がったとの事。
こだわり行動を、消すのではなく、むしろ積極的に社会参加の為の手掛かりとしてしまう発想は、大いに学ぶ点ありました。

アーチャンはハサミで何でも切るのが好きだから、トリマー目標かな?

近所とのトラブル起してから、お母さんは、徹ちゃん通信というペーパーを作り、近所に配って、息子さんの事、自閉症の事、理解していただく為のアクションしてこられた。息子さんの足りない部分は、そうやって理解された地域の方のサポートがあれば大丈夫と、開かれた発想ですね。
講演会や著作通じて、徹之さんの家族の生き方に感銘受けて、同じようにアクションされているお母さん達の表情は希望に満ちたものでした。

現在は自立促す為に同じマンション内の隣合せの別々の住戸(バルコニーで行き来は可能な形)借りて、食事などもヘルパーさんのサポート受けて自炊されている。

こんな風な生活が我が家も出来るのか今は分りませんが、毎日、ひとつひとつ楽しみながら積み上げていきたいなと、改めて思いました。

お仕事がんばります―自閉症の息子と共に〈3〉 (自閉症の息子と共に (3))

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ありのままの子育て―自閉症の息子と共に〈1〉

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自立への子育て―自閉症の息子と共に〈2〉 (自閉症の息子と共に (2))

自立への子育て―自閉症の息子と共に〈2〉 (自閉症の息子と共に (2))