ペントハウスの会展

午後、なんばパークスのイベントを観た後、知人の吉行洋子さん、田中マリコさんが参加されている、ペントハウスの会展に行きました。朝からいつものように、常同行動で、ハサミで紙を細かく切り刻んでいたアーチャンは、これまたいつものように動けなくなり、いろいろこちらからアプローチして、スイッチを切り替えるポイントを探さないといけない。
洋子さんとマリコさんの展覧会行くよ、と言うと、
「どこへいくの?」
現代美術センターへ行くよ
するとアーチャン「AかBか?」
確かに現代美術センターには、A会場とB会場とがあるが、こちらは忘れていたし、どちらか分からないが、去年は確かBだったと思うので、行ってみないと分からないけど、たぶんBかな、と答えて、少し気持ちが動いたのか、ようやく出掛けることができました。
でも、いつも不思議ですが、短期記憶はとても弱いのですが、ものすごく細かなこと正確に覚えていたりします。AとかBとかも、それ自体たぶん理解していないはずだけれど。
会場へはぎりぎり終了前に着きました。
吉行洋子さんは、昨年と同じテーマで、ピカソが描いたベラスケスのラスメニーナスを、立体化した作品。カーチャン友人の田中マリコさんは、銅板画のシリーズ。

ペントハウスの会展
2009.09.28〜10.03
大阪府立現代美術センター
http://www.osaka-art.jp/

ベラスケスのラス・メニーナスについては、以前、中野京子さんの「怖い絵2」で、敬愛するファン・カレーニョ・デ・ミランダさん(17世紀のスペインの宮廷画家でprader-willi症候群児の肖像画が残されている)の章読んだ時に、関連してベラスケスもたくさんの障害者たちを描いていたことを知り、このラス・メニーナスにも多くの障害者たちが登場していて、それぞれの登場人物に物語があることを知り、興味を持っていました。その際に読んだ児童向けの本のなかに、描かれていたストーリーに、それが史実であるのか創作であるのか分かりませんが、手前に描かれている犬が最初は障害を持った少年であったとのくだりを読んで、この時代において障害者がどのような扱いを受けていたのか、よく分かりまたショックも受けました。

[rakuten:book:11361325:detail]

怖い絵2

怖い絵2