松本喜三郎「貴族男子像」

昨日の朝日新聞夕刊「ネオ・エチカ新しいレンズを求めて-3、美術への逆襲、近代揺るがす造形物たち」(山盛英司氏)に松本喜三郎「貴族男子像」取り上げていた為か、僕が去年の夏観た、展覧会のコメント検索してアクセスする方、多いですね。日本の近世と近代の断絶というテーマは興味深いですね。去年集中して観た、「新撰組!」の背景も、ある意味で、そこに尽きるかもしれない。
会場で観た「貴族男子像」のスミソニアン博物館の資料写真では、本来は衣服を着せての夫婦の像のようですから、これを裸体像として、展示している視線自体が、既に違和感与えているとも言える。山盛英司氏が真に近世の造形物に価値を感じるのであれば、スミソニアン博物館の資料写真の着衣の当初の写真を載せて欲しいですね。

http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20040912#p1
生(いき)人形と松本喜三郎展を観る