今年楽しかった事

今年もあと数日。3月の震災以来、暗いニュースが続きますが、我家なりの楽しかった出来事など思い出してみました。

お友達との交流など

一番の出来事は、やはり来春からの進路が決まった事。今月の3日、アーチャン凄い強運で大阪教育大学付属支援学校の入学のクジを引き当てました。開封した時に合格の文字が見えた瞬間の感情は忘れられない。これから、いろいろな出来事を経験していくでしょうが、今までと同様に見守ってあげたい。
小学校の仲の良いお友達から、地域の中学校へ登校迎えに来てあげるから一緒に行こうと誘ってくれたようで、とても嬉しいし、違う学校に通うようになっても、普段の生活やイベントなどまた一緒に遊んで交流続けて欲しいなと思います。
幸いというか、今我家が通っている陶芸教室の先生が、地域内の別の中学校の生涯学習教室の陶芸の講師されるらしく、家族やお友達もこれに参加できるか問合せしていただいているので、陶芸制作など一緒にできれば良いなと思います。

そのお友達が参加している西成少年少女合唱団と大阪フィルハーモニーとのコラボ演奏会も楽しいイベントでした。こちらに参加することも考えるのですが、療育や陶芸制作などと日時が重なりそうなので、悩みますね。
7月22日クロネコファミリーコンサート「音楽宅急便」

また仲の良いお友達と一緒に参加したremoさん主催の天王寺七坂のワークショップも楽しい経験でした。家族やお友達と一緒に参加できるワークショップは、交流の場となっていることを改めて気付きます。
1月30日remoscope workshop in 天王寺七坂

花や生きものとのふれ合いで楽しかった事

今年も、南港野鳥園さんの様々なイベントやワークショップに参加させていただきました。おかげでアーチャンは鳥の鳴き声にとても興味を持つようになり、アーチャンのprader-willi症候群児は話す割に聴覚が弱く聞き取れていない可能性指摘されていますし、鳥の鳴き声に関心を持ち、その延長上で癒されて、また聴覚が少しでも良くなればと思います。園長さんが元々自閉症等精神科の研究もされていたらしく、我家のこといつも温かく見守ってくださるので、感謝しております。
今年もBird song therapyの可能性について問合せさせたいただいたところ詳しく調べていただいて教えて頂きました。文献も探してくださるらしく重ねて感謝です。
以下、南港野鳥園での、いくつかのイベントやワークショップの記録。
5月1日南港生きもの探検隊
7月30日・31日野鳥園ガタレンジャー
12月11日万華鏡ワークショップ

長居公園は、アーチャンが1歳の頃から通っている療育園の行き帰りに通る場所だし、ずっと我家を癒してくれたところでもあります。
そこでのイベントやワークショップもまた多様なアイデアに満ちていて楽しいもの。
大阪市立自然史博物館さんの、震災直後の花を使ったワークショップはとても癒されるものでした。
3月20日押し花メッセージカード
8月13日ぐるぐる消しゴム アンモナイト
11月20日自然史フェスティバル・オータムフェア2011

鶴見緑地公園の様々なイベントも楽しい経験でした。
ECO縁日でお会いした明治大理石さんは、いろいろなアートイベント等のサポートされていて、再会することも多く、ワークショップも楽しいもの。
10月24日ECO縁日
大阪市環境学習センター(生き生き地球館)での、あい染めワークショップは、葉っぱの収穫から染の工程まで全体を経験する事が出来、何故あんな青い色になるのか、詳しい解説もあり、子どもだけでなく大人も学ぶところ多くありました。
8月7日あい染め子ども面白体験

服部緑地内の日本民家集落博物館さんでのワークショップも楽しい経験。
日本の伝統的な民家での生活や農作業を体験しつつ、花育的に癒されていく。
4月16日たけのこ堀10月16日親子芋堀

毎年恒例の住吉大社さんでのレンゲ摘みも楽しいイベント。伝統文化と農業とアートと花育的なワークショップが一体になった素晴らしいもの。ずっと継続して欲しいですね。
4月24日レンゲdeすみ博

アート系ワークショップで楽しかったもの

今年もDOORSさんのワークショップにたくさん参加しました。そのうちグッチさんの絵のしりとりは、親子で参加し、また他の参加者さんとのコラボとして繋がっていく楽しいものでした。言葉と文字と絵画と他者との楽しいコミュニケーションという一連の流れが良いですね。アーチャンは好きな鳥つながりのイメージで描きました。
7月16日貼り切ってまいりまSHOW

毎年ユニークな企画される梅田のhep fiveさんのワークショップも楽しいものでした。
デザイナーさんのオリジナルTシャツを先着でプレゼントというのも嬉しいですが、縫製の待ち時間に、いろいろな手芸を自由にできるコーナーが作られていて、カーチャンと一緒に楽しみながら制作しました。多様なジャンルが混じり合い、エピソード記憶が作られていきますね。
10月8日オーダーメイドファクトリー

大阪カンヴァスのイベントの、通天閣でのミライカメラさんのワークショップも楽しい経験でした。ミライカメラのお二人が普段は都市計画系のエンジニアさんというプロフィールも共感できるところでした。参加した記録が、様々な媒体通じて多面的に後で確認できるところも、リアルとヴァーチャルとが適度に混じり合って、良い印象でした。
11月23日ミライカメラ

梅田のブリーゼブリーゼのエントランスホールで開催されたpoetry of motion展もデジタル技術とインタラクティブな人との関りによって、多様な情報を産みだしていて、制作スピードの早さとあいまって、強く印象に残りました。大阪にもこのようなミュージアムや組織ができることを願います。
12月10日poetry of motion展

アートの展覧会は今年も70件ほど見ましたが、そのほとんどは美術館以外の小さなギャラリーや、廃屋の再生プロジェクトのようなもの。ここでも単体の作品の素晴らしさよりも、エピソード記憶を感じさせるものへの共感がありますね。
それと、最近特に感じる事として、会場で作家さんだけでなく、スタッフさんやギャラリーの方が作品世界を解説されたりガイドされたりと、そのimageと一体になっている傾向も楽しいところ。

なかでも、Breaker projectの皆さんの企画は素晴らしい。西成区から通天閣周辺までの衰退した街の現状に関りながら再生を願う姿に共鳴します。橋下徹市長の登場によって、これらの活動の継続が困難とならないよう願いたい。
2月27日絶滅危惧風景展
11月12日梅田哲也「小さなものが大きくみえる」

此花区でのアートを通じた様々な街再生の活動も素晴らしい。同じ地域の梅香堂さんの企画展は毎回拝見していますが、クオリティの高い素晴らしいもの。
前谷康太郎さんの映像アートに感じられるEMDR的な視覚的なセラピーは将来大きなウエーブになる予感がありました。
9月以降の3つの企画展は特に物の所有、廃棄物アート、世界への積極的な無関心さ、など改めて考えさせる一連のシリーズのように感じました。
10月30日見っけこのはな2011
7月2日梅香堂 前谷康太郎展
9月24日梅香堂 ボン靖二展
10月30日梅香堂 秋山ブク展
12月17日梅香堂 中崎透展

Sixでの中平卓馬展も記憶に残る素晴らしい展覧会でした。世界の全体像は獲得できないけれど、不安では無い、断片的なものを介して支えられている人間、そのようなメッセージを受け取りました。
3月20日中平卓馬「キリカエ」展

YODギャラリーでの新野洋展もユニークなエピソードを感じさせる世界でした。既に完成した様式に感じられますが、ここからどれだけ変容していかれるのか楽しみ。
4月9日 新野洋

ナンバ高島屋のNEXTギャラリーでの河合晋平展もエピソード記憶を大事にされているアーティストと感じました。ふだんほとんど現代アートに興味を示さないアーチャンですが、この作品には強く惹かれたようで、会場でスケッチして楽しむほどでした。また見てみたい作品群。
4月9日 河合晋平展