見っけ!このはな 2011

大阪マラソンの応援をした後、環状線で西九条駅へ出て、「 見っけ!このはな 2011」に行きました。(画像転載許諾済)

見っけ!このはな 2011
http://mikke11.exblog.jp/13618353/

最初に、「受付(此花メヂア)にお立ち寄りください。スタンプラリー用マップをお配り致します」と案内にあったので、此花メヂアに行きました。各イベント会場のうち6箇所以上廻るとガラガラポンの抽選が出来るらしい。カードを入れるケース(首から下げる)をもらい街を歩くので、同じスタイルの人に出会うとすぐにそれと分る仕組みかな。
まず、此花メヂア内での展示拝見。こちらも過去何回か訪問していますが、いまだに間取りが正確に頭の中に描けないくらい、古い建物同士が連結されていて、迷路のようなロールプレイングゲームの中に居るような、それ自体にインパクトあり過ぎなのですが、今回初めて、間取り図とそこに展示されている作家紹介のチラシを頂けたので、空間を把握する事に費やす無駄なエネルギーは少なくて済みましたが、訳分らないまま辿る楽しみは減ったかもしれません。相変わらず室内は雑然と。
印象的だった作品。

佐藤健博さんの木や石の変容する立体

前谷康太郎さんの「a light in memory_2011」
少し前に梅香堂さんでの個展で作品は拝見していましたが、こんな風に何気なく雑然とした雰囲気の中に置かれても、とても強度があって、モニター同士のシンクロが楽しく見飽きないイメージでした。(鳴っているのはアーチャンが階段を登る音です。作品自体はサウンドは無かったので、再生される場合は音を消してどうぞ)

それから、商店街の方へ行きました。この頃から雨が強くなり、ちょっと寒くてイベント的にはつらい雰囲気に。でも、それぞれの会場はユニークなアーティストさんが居られて、楽しい体験となりました。

此花メヂアの方から、ダンスパフォーマンス教えていただいて、行ってみた。勇登さんのダンス、
既に始まっていて途中から。楽しい時間あっという間。雨降ってたりでちょっと機嫌の悪いアーチャンもイケメン登場に目が輝いていた。

勇登
http://ameblo.jp/solodancer-yu-to/

それから森素ラボというところへ。
勇登さんのダンスパフォーマンス見ていた観客の中に、以前からよくお会いするキスヒサタカさん居られ挨拶。御仲間らしい、あきた部の方が水都大阪のキスさんのラジオ体操にアーチャン参加したこと覚えていてくださった。秋田の食材を使ったランチメニューもありましたが、残念ながら済ませた後だったのでまた今度。
アーチャン、お米を箸で摘んでうつすWSに挑戦しましたが、1個もできず撃沈。でも楽しかった様子。

あきたブログ
http://akitabu.jp/akitablog/

それからキスヒサタカさんの空き地へ。キスさんは我が家の近所の公園での、子供向きのちょっとしたイベントなんかにも気軽に、オリジナル体操作ってやってくる謎の人。
今日も、スタンプラリーの印は、おみくじ。書かれている内容は、やはりナンセンスなものばかり。思い出し笑いのワークショップて、何なん、面白すぎ。
またどこかでお会いできますように。

それからMIIT Houseへ行きました。ガイドツアーの方がたくさん入って居られて、最初何をされているのかよく分りませんでしたが、しばらくして、ボール紙を使ってタワー作りされていると分りました。

それから、このはなアートプロジェクト「陶板づくりワークショップ」に参加しました。来年の1月か2月頃に近くの堤防に設置してもらえるらしい。その頃また見に来よう。

このはなアートプロジェクト
http://www.21kids.co.jp/konohana_art/

アーチャンのは魚がエサを食べてるところ


カーチャンはあいかわらずの猫

僕のはブクブク

雨も強くなってきたし、スタンプラリーのポイントも6枚以上たまったので、此花メヂアへ戻り、ガラガラポンをしました。僕とアーチャンは外れでトイレットペーパー1ロールでしたが、カーチャンはマグカップをゲットしました。

最後に梅香堂ヘ行き「秋山ブク 「コンポジション 6番:梅香堂の備品による」」を見ました。

秋山ブク 「コンポジション 6番:梅香堂の備品による」
http://www.baikado.org/docs/home.html

こちらもガイドツアーの方がたくさん来られていて、賑わっていました。
オーナーさんから、秋山ブクさんは元は建築を学んだ方で、グラフィックデザインされていた方との事。
作品は梅香堂にもともとあったオーナーさんの私物のみを組み上げて作られているらしい。
タイヤ4個が並び、整然と組み上げられたオブジェというのか、日用品は2階の床の小さな吹き抜けのような穴を貫通して2階の天井近くまでありました。てっぺんにキューピー人形が載っていて、中間の壇には小さなビニール人形が数体来客を出迎えている。その形から、動く棺としての、だんじりを連想してしまう。でも、最近の廃棄物アートのような強いシンボリックなキャラクターとして前景化している訳ではなくて、それがメインのテーマとして訴求している雰囲気では無い様子。
組み上げられた日用品は、全てが工業生産品であり大量生産品で、そしてどこかの誰かがデザインをして、誰かが加工して作り上げたものである。それらを再構成して、新たな意味を組み上げる、という意図でもなさそうな。
元有った機能よりも、例えば同じ形状の物の置き方を意識的に機能とは関係なく、より美しく見せる為だけに揃えることへのこだわりのようなテイストが感じられる。それは時には暴力的な行為との区別がつかないような世界に突入していきそうな。
時々、大阪の御堂筋を歩いていて、これが開通した1920年代の世界恐慌、大震災とその後のファシズムの時代との狭間の時の、時代の空気はどんなものであったのかと、興味を感じる時があるけれど、意外と現在と似通っているのでは無いかと空想してしまう。