支援学校の見学会

小学校の、たんぽぽ教室の授業参観を終えて、そのまま先生とアーチャンも一緒に、地域で一番近い支援学校の中等部の見学会に行きました。あいにくの雨の中、同行してくださり感謝です。
見学会はたくさんの家族、同行の先生方で、三班に分かれて見学&説明を受けました。
いろいろな実習で陶芸したり、木工したり、裁縫とそれぞれ楽しそうに作っています。
最初に入った教室の子供さんが大勢の見学人にストレス感じたのか、一人少しパニックになって、落ち着くまで先生が外でフォローされていましたが、帰宅後、アーチャンはそのことが気になっていたらしく、話をしてくれました。
アーチャンが希望する学校は、親しかったお友達が通っている教育大学付属の支援学校ですが、募集定員が3名と、狭き門ですし、そこが駄目だった場合、どうしたものか、悩むところ。本来であれば、地域の中学校へ通うのが、アーチャンのお友達もたくさん要るし、歩いて登校できるしベストと思いますが、授業についていけてない現状だし、支援学級もあきらかにマンパワー不足の様子で、無理な感じがしたし、そうすると、今日見学させていただいた支援学校がどのような環境であるか、きちんと見て、アーチャンが理解して、楽しく登校できるかどうか判断しなければなりません。
率直な感想としては、やはり過密な状態で、先生方が何とかやりくりされている印象がありますね。ほぼ全ての教室に、先生用と思われるスチール机が複数並べられていて、生徒の机とひしめき合っている感じ。だいたい生徒10名に先生2〜3名くらい付いている(どこでもこんな感じでしょうか?)
空調機も付いていない教室が多数見られ次年度設置予定入れても全ての教室に付く訳では無いらしい。アーチャンのような体温調節の難しい子供の場合、要望すれば付いている教室の班に配慮する場合もあるらしいが、それと適応とはまた異なるだろうし。
質疑の時間、僕は、仮定の話として、地域の中学を選択して、でもうまくいかなくて、支援学校への転校を希望した場合、もしくはその逆の場合というのは、可能なのかと。原則論としては出来ないらしく、問題が生じた場合、地域の中学と支援学校とで連絡を取り合って、どのような対処が望ましいのか、考えてくださるようですが、地域中学への人員増とかそのような事までは出来ないらしい。でも、転校のケースが全く無いという事でもないらしい。
理想を言えば、インクルーシブ教育をもっと充実させていけば、このような悩みも感じなくて済むはずだし、体系としては、一応本人家族の望むところへの進学は可能となっているようですが、でも地域の学校のサポート資源の不足は明らかだし、理想論だけで、地域の中学へ通わせても、失敗するのは目に見えている。
どうすれば一番アーチャンの為になるのか、ぎりぎりまで悩む事になりそう。