個別面談

午後4時20分から小学校の個別面談に夫婦で出席しました。
先日のblogの書き込み「そろそろ授業についていけないのかも」http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20071210/artanmemoについては、先生方もアーチャンの状態を日々観てこられた中で、いろいろ考えていただいて、いくつか提案もしていただきました。
その日のblog日記をプリントしてお渡しすると、既に先生方の方でプリントして回覧していただいていました。

2学期も今まで休むことなく登校できた。
少し遅れてきた時は、アーチャンの仕度が済むのを待って、皆と一緒に朝のあいさつをするように配慮。
一日のやるべき段取りをアーチャン自身で掴んできている感じ。
宿題の答え合わせなどで、当番の役の事が頭から抜けている時に、横から「用意しようか」と声掛けすると、「ハイ」と返事して、切り替えできるようになってきている。
掛け算の九九は習熟無理かなと想定していたが、いくつかの段は覚え始めている。でも掛け算自体の意味はまだ理解できていない感じ。
掛け算100問テスト、他の子は概ね15分くらいかかる、アーチャン時間掛かるが、やりきりたい気持ちがあり、残った時は続きを休み時間でもやっている。少しがんばりすぎの感じがある。
漢字テストでも覚えている漢字がいろいろある。
本読み、一人ではしんどい感じ。リズムのある詩のようなものと違って、説明文の時には特に抵抗感がある様子。
以上、先生方が見てこられた現状のレベルを踏まえて今後どうしていけば一番アーチャンにとって良い学習環境となるか話し合いをしました。

今後について、2年生一杯は今の状態でいけそうと思われる。
3年生以降は、生活科目が無くなり、遊び的要素が減る、授業内容も複雑化、高度化していく。
アーチャン本人はお友達と一緒に授業受けることが楽しい様子。
でも先日の書き込み「そろそろ授業についていけないのかも」のように、本人なりに悩んでいる、他の子達との差を意識し始めているんだということを、そんな風に感じていたんだと、文面によって始めて知った。
差を補う個別の勉強が必要な時期に来ている。(現在既にある程度、算数、国語は差を設けてサポートしている)
しかし、一対一の授業の中で、九九とか覚える事ができただろうか?皆と一緒の流れの中で学んでいるのが効果があったのも事実だから、今の対応で進めて様子を見るほうが良いのか、難しい判断。

とりあえず現状の授業の形でしばらく進めていただくことに。
この2年近くの間、いろいろと考えてくださって、情報を共有していただいているし、朝の挨拶もアーチャンのペースに合わせていただいていると言う事も、今日始めてお聞きして、感謝の気持ちで一杯です。
自分の勝手な思い込みですが、たんぽぽ教室の先生方とお話していて、何となくチーム・アーチャンみたいな感じがしてきました。互いに感じているPWSの特性、アーチャンの個性を今日も話し合い、共有できた事は、私達にとってこれ以上心強い事はありません。感謝です。

特性のいくつか
注意をしたその時には無反応でも、こちらが言っている事は理解していて、その場では反応出来なくても、しばらくして、同様の行動の場面において、実行している事がある。
たとえば、給食の食べ方で、どうしても、おかずはおかず、御飯は御飯と、偏った食べ方をしていて、最近、三角食するように注意をしたところ、その場では出来なかったが、後日、給食の時、先生見て、と給食を指差すので見ると、おかず、御飯を均等に食べて減らしている。出来た事を自慢気な感じで示している。
行動面で問題が生じた場合でも、その場で直らなくても、少し引いた感じで、正しい方法を淡々と教えれば、少し時間掛かっても、通じている様子があり、そのところ理解して接する方がうまくいく感じ。