子ども達の賛歌展

今日が最終日だったので、家族で観てきました。会場を廻っていて、アーチャンが上の方を指差すので、見上げると、大型バスに巨大アスパラガスみたいな植物が下から貫通して、バスを持ち上げて宙ぶらりんにしているという、不思議な共同制作のオブジェがありました。ハンディキャップの子ども達のアート作品展は、明るい感じの、どちらかと言えば前向きなテーマのものを、指導的にされているのか、ベースにそのようなものがあるんだろうなと、僕は思い込んでいたのですが、今日のオブジェを見ていて、これはどういうコンセプトというのか、きっかけで、このような表現に到ったのか、聞いてみたいなと思いました。僕もどちらかと言えば、こういう表現が、さまざまな形で現われてきた方が、むしろ自然なんだろうなと思うし、批判ではないですが、展示されている学校によっては、手本のまま、いろいろな生徒さんが、同じ物作っている感の漂っているところもあり(同じ物揃えて作るということは、それはそれで重要な行為であるだろう)、いろいろな事を感じさせてくれました。

子ども達の賛歌
http://www.osaka-art.jp/genbi/exhibition/kodomo/p_kodomo/28th/kodomo-28th.html
大阪府立現代美術センター展示室A・B

さまざまな障害をもつこどもたちの新たな可能性を見いだし、彼らの社会参加の意識と意欲を高めるとともに、障害児(者)に対する社会的理解を深めるための、大阪府内の盲・聾・養護学校の児童・生徒による作品展です。