「大阪バードフェスティバル2013」

長居公園大阪市立自然史博物館へ家族で行き「大阪バードフェスティバル2013」に参加してきました。

大阪バードフェスティバル2013
http://www.omnh.net/npo/fes/2013/

お世話になっている南港野鳥園のサポートされている高田博さんがパネルディスカッションされるので、日本野鳥の会大阪支部 記念フォーラム「大阪湾の干潟で暮らす生きものと渡り鳥 いま・これから」に参加。(妻子はその間、バードフェスティバルのワークショップなどして楽しみました)
途中からでしたが、「大阪南港野鳥園と北港埋立地の渡り鳥」 伊奈達雄氏(南港グループ理事)から聞きました。
鳥の専門家によるお話は、知らない情報が一杯あり、聞いて良かったですね。
渡り鳥たちは干潮になると干潟に来て食べて、満潮や夜は後背地に移るという。水田等後背地の少ない大阪湾では埋立地が後背地になっている、しかし埋立地は変化しやすい。埋立地で営巣が確認されると交渉して工事を中断してもらうなど行動。ペーパードレーンなどをヒナの隠れ家に利用したりしている様はユニークでした。鳥達のたくましさを感じますね。
大阪湾は僅かに残った自然干潟と南港野鳥園のような人工干潟と渡り鳥にとって有機的につながっていることなど。
パネルディスカッションでは、各地で行動されている方々のお話があり、興味深い内容でした。
子供達への環境学習では、やはり人と環境と生物とをつなげるレンジャーさん達の存在が大きいし、パネラーさん自身の子供の時の体験からも、すぐに成果が出るようなものではなくて、その子が大人になった頃に、その影響が感じられるようなものとのお話も、その通りだと思いました。
南港野鳥園の条例改正でレンジャー廃止が決定してしまい、今回のフォーラムでもみなさん危機感持ってお話されていましたが、その一方で、助松埠頭埋立地に渡り鳥が飛来するようになり、それはちょうど南港野鳥園が出来る前の状況にとてもよく似ているらしく、そこを野鳥園にしようという活動があるらしく、そのような新しい動きを知ることが出来て、希望も湧いてきました。
長い時間掛けて皆さんが見守ってこられた大阪湾の干潟環境と渡り鳥含めた生態系との関りと環境学習のことを思うと、やはり今回の南港野鳥園のレンジャー廃止は議論が拙速で将来に禍根を残すものであると感じました。レンジャーさんたちは、まだ粘り強く大阪市と交渉されるとのことで、良い方向になることを祈ります。

アーチャンはカンバッジを作りました。イラストを選びそれに色を塗って、バッジを作ります。コチドリを希望したのですが無かったので、似てるのを選んで、コチドリの雰囲気に塗っています。