藤田一浩写真展 『光の泡』

国立国際美術館を出て、お向かいのgrafのギャラリーを観て、帰りにお茶休憩するといういつものパターン。
泡とか水玉による強迫観念的なイメージに囚われる時期が、おそらく人には人生のうち一度はかならず訪れるのではないかと僕は思っている。それが一過性で終らないのがアーティストなのではないかと無理に定義付けしてみると、この作者さんの場合は、一過性のものでは無いけれど、とても明るい囚われ方のように思えてくる。もしくはこれはタイトルとは無縁な、泡のような輪郭が完全なクリアーな存在とは異なった世界であるのかもしれない。息苦しくは無く、作品世界はとても親和的だ。

藤田一浩写真展 『光の泡』
http://www.graf-d3.com/gm/fujita/index.html
graf media gm のHPより