奈良公園にて
ネットで知り合った、うららさんと息子さんのタウルス君http://chijyoutaurus.blog79.fc2.com/が、春休みの旅行で京都と奈良に来られるとの事で、御誘いを頂いたので、奈良で待ち合わせして、一緒にあちこち廻ってきました。
御都合で、午後1時過ぎまでの予定なので、事前にいろいろ計画を立てて、直前まで携帯メールで連絡を取り合いました。そうやって計画を立てるのも楽しみの一つですし、それがいろいろアクシデントでグダグダになっていくのも、また面白いところ。
ドラマの「鹿男あをによし」の影響で観光客が急に増えて、鹿がおびえて出てこない、というようなニュースもあったし、今まで奈良公園に来た時も、どちらかと言えば、それほど鹿せんべいを、欲しがって寄って来るのも少なかったので、また鹿を探さないといけないのかなと予想していました。
ところが、最初に興福寺で待ち合わせして、大通りから曲がったとたん、鹿がたくさんお出迎え、せんべい欲しがるので、とりあえず一個150円で買って、鹿にあげながら前進。今日はびっくりするぐらい、どこに行っても鹿がたくさん居て、楽しかったですね。
五重塔のところで、うららさんと合流。
タウルス君も鹿にせんべいあげていたらしく、また鹿が寄ってきたので、また少し買ってあげる?と聞くと、次の目的地の東大寺であげるから、という事で、出発。(ここで、僕が、前に奈良公園来たときは、お昼過ぎていて、鹿もお腹一杯だったのか、あんまりせんべい食べなかったな、と言ったことがタウルス君には、とても気になる話に聞こえたようで、急いで東大寺に行かないと、鹿がお腹一杯になってしまうと思ったそうだ。それで、結構急いでいたらしい。後で国宝館で、うららさんから聞いて、いろいろ反省)
ここで、我が家の行き当たりバッタリ精神発揮で、興福寺の国宝館見ませんかと、お誘いし、しばらく平安時代以降の仏像見学。
僕はここの展示物の内容の凄さと対照的な、化粧ベニヤみたいなもので囲われている通路みたいな、何かわからんところの、極端な現れ方が嫌味ではなく、とても好きですね。以前見に来た時は、確か、阿修羅像とか国宝もそのままざっくり置かれていて、びっくりしたのですが、今日はさすがにガラスケースのなかに展示されていて、残念でした。でも、阿修羅像http://www.kohfukuji.com/cgi-bin/kohfukuji/dispdata.cgi?id=but00001作った人の感性だけは、突き抜けていますね。腕が6本、頭が3つ、微妙な感じでなめらかに繋がっている。台座は当時のものなのかどうなのか分りませんが、雲のようなフワフワとした感じがとても良い。平安時代の阿吽像の小さなレリーフもかなり良かったですね。僕は立体と平面の中間体のようなレリーフがとても好きですね。阿修羅像も三次元と四次元の中間体のような表現とも見える。などと頭の中でつぶやきながら、次の目的地へ
東大寺までの参道も鹿が一杯居て、せんべいを手にすると、鹿の入れ食い状態となり、アーチャンもタウルス君も大喜びでワーキャー状態となる。アーチャンはまだあまりすばやく動けないので、なかなかせんべいあげられませんでしたが、タウルス君は上手にあげていました。とても嬉しそうです。動物セラピーで、イルカセラピーとか、ホースセラピーとか、いろいろありますが、こんなに身近で、何の用意もしなくても、鹿せんべい1個150円で、楽しませてくれるという、これは鹿セラピーと言うのか、何かそんな感じがしてきますね。
うららさんから送って頂いた画像を一部加工。カーチャンはパンフレット食われてジタバタ、アーチャンは鹿せんべいあげてワーキャー状態。
これは帰路、少し落ち着いたところで鹿せんべいあげているところ。東大寺は鹿の数凄すぎて撮影できませんでした。お尻とか、上着のポケットとかあちこち噛まれました。痛くないけれど、よだれでベタベタ。
桜は七分咲きくらいでしたが、鳥が花の蜜を吸っているのか次々と花びらを落としていくのをアーチャンずっとひらっていました。
前からそうですが、テリトリーについての感覚が緩いのか、花びらが落ちているところ、ずっと追いかけていきますね。家の前のお掃除とか手伝ってくれる時も、ゴミが目に入ると延々とどこまでも掃除しようとするし、お昼のお好み焼食べた時も、鉄板の上に残っているカスが気になって仕方が無いので、こちらで先にコテで処理したりとかありますね。そういう特性も食欲の問題と複雑に絡まっているのかもしれないですね。
東大寺の見学ルートは真中の石畳のところ通って行きますが、アーチャンはまだクルーザーに乗っているので、特別に左側の回廊のところから廻りました。こちらからの眺めも桜越しに見えるので、とても美しい光景でした。皆で記念撮影もしました。
大仏様は何度見ても素晴らしい雰囲気。手前両端にある花瓶にとまっている蝶は8本脚の蝶で、普通は昆虫ですから6本脚のところ、間違えて作ったのではなく、作者はおそらく突然変異の蝶を見て、多様性の世界に思いを寄せたのではないかと空想する。
ここで既に12時を廻っていて、当初予定では、奈良公園でピクニック気分で、芝生でランチの予定でしたが、少し曇っていて寒いこともあり、どこかお店でランチすることに変更。ここから時間との闘い。近くにお好み焼の鶴橋風月があったので、入るが混んでいるので、少し離れた席に。うららさんからアーチャンにプレゼントいただく。タウルス君には、昨日カーチャンとアーチャンが定期検診の帰りに選んできたものプレゼント。
でも天然のカーチャン、何故か食玩。何で食玩?。我が家もカロリー計算しながら普通に、おやつはあげているので、大きな問題は無いだろうけれど、他の家庭の接し方詳しく分らないところで、食欲のコントロール難しいこの子達に、わざわざ食玩は無いやろと、購入してきた昨夜は、話し合いましたが、アーチャンは既にプレゼントモードに入っていて、包装紙選んでセロテープでベタベタながら包んでしまった。これをキャンセルするのは、ややこしい状況と思われたので、うららさんに事前に事情説明して、了解いただいた。全然大丈夫ですよ、という感じでお話いただいたが、まあカーチャンの天然なところでアーチャンも、うまくいっているのかも知れないなと妙に納得。
鶴橋風月の、味へのこだわりから、丁寧な作り方で時間はどんどん予定時間に迫り、結局、お店で解散となる。短い時間でしたが、とても楽しい経験でした。次は東京へ遊びに行きたいな。また御一緒しましょう。
何とか電車にも間に合ったと、携帯メールも着て一安心。まだ午後2時前だったので、我が家は少し画廊など巡ってみました。(画廊巡りは後日記述)