zucica「豆子花苑 (ずしかえん)」

grafのスタッフの方からワークショップの案内のメールを頂いたので、午後家族で参加してきました。去年参加させていただいたVintage plantのワークショップhttp://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20071026/art http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20071020/artanartの時の楽しい経験が思い出されます。
案内ではワークショップは1種類だけでしたが、お伺いすると、ミニトマトの種を小さな紙の植木鉢に蒔くもの(無料)と、小さなツリーハウスを作り、蔓性植物の種を蒔くもの(有料800円)とがありました。
僕はツリーハウスのワークショップだけされていると思っていたので、最初、展示室に案内されて、紙の植木鉢を家族分の3個用意して差し出されるので、3個もツリーハウス作るのはシンドイな、と困ってお聞きしたら、それはミニトマトのワークショップでした。次々と来訪される方もミニトマトのワークショップされていましたが、ツリーハウスを続けて作る方はその時は居なくて、僕たち家族がテーブルを長い時間専有してしまいました。zucicaのメンバーの方が丁寧に温かくアーチャンに接してくださって、アーチャンもとても楽しそうに、ツリーハウス作りをしました。ありがとうございました。
展覧会の案内状は、偶然経験された虹の天輪を撮影したものらしく、会場の展示コンセプトとして、天幕から円弧状に吊るした色混じりのガラス玉でそのイメージが構成されていました。虹の天輪のような強くシンボリックな自然現象との出会いに、カーチャンは「歓迎されていたんですね」とメンバーの方に言っていました。
会場の、展示小屋との取り合いから、そのガラス玉での天輪のイメージの構成は3/4円くらいで欠けていて、完全な輪にはなっていませんでしたが、三角の布で吊るされたガラス玉の列と併せて断片化されて表現されたイメージは、より人間らしいスケールの感覚となっていて、仰ぎ見るものから、包み込むものへと馴化されて、良い印象を感じました。ワークショップに関しては、会場でも思ってお伝えしたのですが、箱庭的(箱庭療法的かもしれない)な印象があり、カウンセリングの無いセラピーのようで、気楽に参加できるところが良いですね。

ミニトマトの種蒔きのワークショップの様子
最初に半分にカットされたミニトマトが出され、半分を食べて残りの半分から種を取り出して、それを小さな植木鉢に植えました。その後でメンバーの方が丁寧にラッピングしてくださって、お持ち帰り。参加した人は、寒冷紗の短冊に名前を書き込んで、枝にくくります。この辺りは、おみくじ的な感じ。アーチャンは丁寧に漢字で名前を書き込みました。
 
 

小さなツリーハウスのワークショップの様子
家族三人でいろいろアイデア出しながら、またzucicaのメンバーの方にいろいろアドバイスいただきながら制作。
会場に展示されていた天輪の写真。天幕とレースに包まれた会場の全景。天幕から吊るされた天輪イメージのガラス玉の列。
 
 
 
寒冷紗にチーチャン(クマのぬいぐるみ)を描いて切り抜いているところ。ひょうたんの種を3粒蒔いているところ。柱の枝は4本。アーチャンが2本、カーチャンと僕が1本ずつ選んで鉢に立てました。カーチャンは天輪のイメージがとても気に入ったらしく、ツリーハウスにも、いろいろな色の小さな鈴を数珠のように輪を作りはめています。アーチャンが生まれた時、病室の窓から彩雲が見えて、それがとても美しかったので、アーチャンの名前をつける時に、そのイメージを盛り込んで欲しいとカーチャンが特に希望したこと思い出します。そのような偶然の出会いは大切にしたいですね。
 
ツリーハウスの完成、チーチャンはブランコを漕いでいます。それで作品タイトルは「チーチャンのブランコ」としました。
 

zucica「豆子花苑 (ずしかえん)」
2008年4月1日(火)〜4月6日(日)
graf media gm
http://www.graf-d3.com/gm/zucicaen/index.html

zucica
http://www.geocities.jp/zucicahp/