西光祐輔 × パトリック・ツァイ 写真展 『Something bursted and splattered』

クリエイティブセンター大阪を出て、すぐ近くにあるコーポ北加賀屋へ行きました。
ここには以前ワークショップでお世話になったremoさんのアトリエがあるし、興味深い場所なので行きたいと思うのですが、中々行く機会が無くて、今日が2回目。
最初にここへ来たのは、今年の2月28日、ちょうどその日、チリ大地震の影響で日本にも津波が来るというので、TVニュースで絶対に岸壁には近づかないでください的なことをずっと放送していた。僕はそういうカオス的な状況になるかもしれない世界にとても心惹かれる部分があって、余計観に行きたくなり、この周辺に出掛けた記憶があります。
今日の写真展のタイトルも、展示されている内容も、何となくそんな風な予測不可能な凶暴なものへの恐れと同時に生じる奇妙な期待感のようなものが複雑に交じり合った世界が映し出されていました。
アーティストさんのうち、西光祐輔さんが居られて、少しそのようなお話も。でも写真の表現の限界のようなもの、感じているのか、照明を床から蛍光灯で照らしていて、少しエキセントリックなイメージとなっていましたが、記録と印象の違いについて頭の中に、太古の文字の無かった頃の民族の歴史の記録法として聞いた事のある、子供に全ての記録を聞かせた後、川へ放り込んでおぼれさせるというシーンが浮かんできた。

西光祐輔 × パトリック・ツァイ 写真展 『Something bursted and splattered』
http://coop-kitakagaya.blogspot.com/2010/12/something-bursted-and-splattered.html
コーポ北加賀屋より