こころの未来研究センターにて療育

朝の250DOORSの、ガラス再生舎さんワークショップに参加して、お昼御飯を食べて、午後3時から京都大学の、こころの未来研究センターにて療育を受けました。今日もいつもの担当のITさんとIDさんとOさんに見ていただきました。

今日の課題
1、ワープロをつかってみよう
2、カタカナかいてみよう 
3、かんじのクイズ 
4、パズル
5、おまけのべんきょう

療育の部屋の奥にプレイルームが備えられていて、僕達夫婦はそこで待機。

1のワープロをつかってみよう課題は、担当の3名とアーチャンとで二人一組のチーム作り、アーチャンチームは、ひらがなの「お」と「い」を含む言葉を探し、ITさんのチームは「き」と「ふ」を含む言葉を探して、言葉の数の多さを競いました。
アーチャンは特別に1文字だけでOKとなったので、どうしても頭にそのキーワードの付いた言葉を選んでいる様子。「おべんとう」「いす」など。
2のカタカナかいてみよう課題は、一画だけ欠けたカタカナを見て、その欠けた部分を補ってカタカナを完成させるというもの。以前は、問題用紙の周囲にあるカタカナに頼ってしまい、そこに答えがないかと探してしまう傾向がありましたが、今日は周囲の文字に頼らないである程度書けたようです。でもまだ形を認識して書くのは難しい様子との事。「ナ」「ヒ」「ヲ」は出来なかった様子。
3の、かんじのクイズ課題は、左右に並ぶ二つの漢字のうち、どちらかが一画欠けていたり、逆に多かったりしていて、どちらが正しい文字なのかを当てて、その読みも答えるもの。形の判別はある程度できていますが、読みはまだ難しい様子。
それと、漢字の神経衰弱のようなゲームもしました。漢字とそれにマッチングした絵を開く事ができると当たりで、その漢字の形、意味、読みを同時に学習し、なおかつ神経衰弱ゲームのところで、短期記憶の弱さを鍛える練習にも良い課題だそうです。
4のパズル課題は、パズルを完成させる目的だけでなく、パズルのピースをくださいと声に出して、相手の目を見てコミュニケーションをとる訓練。
最初は、くださいと声がけする課題。次に言葉は無しで、アイコンタクトやボディランゲージだけでその意思を相手に伝える課題をしました。今日は声は出ましたが、アイコンタクトは恥かしがってできませんでした。言葉無しの場合は何故かアイコンタクトも出来るらしく、恥かしさも和らぐようです。確かに普段街中でお友達に会ったりした時にも、言葉はでなくても、手を振ったりとかはよく出来ているので、言葉によるコミュニケーションは、やはり少しストレス掛かっているのかもしれないですね。

いつものようにIDさんとの交換日記持ってきました。250DOORSの阿波藍染のワークショップのこと、大阪城の城灯りの景のイベントのこと、など書いています。
大阪城の城灯りの景のイベントのワークショップで作ったメッセージカードを描いていますが、この子達は立体物の裏側もどうなっているのか気になるようで、裏側もつなげて展開図的に描いています。この辺りの特徴は発達障害児自閉症児によく見られるパターンであるらしいし、全体像を描かないと気になって仕方が無いというか、その欲求が絵的なリアリティを超えてしまっている感じがしますね。


メッセージカードは円筒状なので、全体は描けない。