石井竜也「顔魂」展と森内敬子「塵劫(じんこう)」絵画展
今日は朝から晩まで京都で楽しい一日。療育の後、石井竜也さんが京都市内のあちこちで「顔魂」というイベントされているそうなので、最初に京都国際マンガミュージアムへ。ゆっくり見る時間が無いので入館しませんでしたが、中庭の外からでも見えるスペースで、5時から能楽の演奏会があり、エントランス前から拝聴。独特のリズムを堪能しました。
それから、「顔魂」展示している一番近いギャラリー探して、然花妙院 京都室町本店とそのギャラリーへ。ここにあった顔魂は、微笑んでいてとてもやさしい表情のもの。それから奥のギャラリーが中庭を囲んだとても素敵な雰囲気だったので拝見。
石井竜也さんの「顔魂」もユニークで良かったのですが、はじめて見た森内敬子さんの「塵劫(じんこう)」の作品のパワーに夫婦でじっと見入ってしまいました。
森内敬子「塵劫(じんこう)」絵画展
http://www.su-ga-ta.jp/
然花妙院 京都室町本店 ギャラリー素形より引用
僕のもの作りの際にテーマにしているひとつの考えとして、「顔/カオス」というものがあり、最初に意識したのは、高校生の頃に見た、イースター島のモアイの群像のドキュメント番組からです。果ても無く続くランドスケープの中に、微笑のような表情を浮かべながらたたずむ巨大な顔が並ぶ姿は、あらゆることを僕に伝えてくれました。途切れなく続くカオス的な時間の流れのなかに、明確にシンボル化された顔が混在する。どれだけ顔的なものを失ってもその割合はゼロとはならない。そのイメージを個人的にまとめたのが「顔/カオス」
石井竜也さんの「顔魂」と、森内敬子「塵劫(じんこう)」を同時に見てその思いを改めて感じました。
森内敬子さんは、まったく知らない作家さんでしたが、在廊されていて、アーチャンにとてもやさしくしていただき、感謝です。アーチャン、ラッキーなことに、森内さん中国で同時に展覧会されているらしく、お土産のパンダのぬいぐるみをプレゼントしてくださいました。それもけっこうなサイズのものなので、恐縮したのですが、アーチャンがチーチャン(クマのぬいぐるみ)抱きかかえているところ見られて、そうしてくださったので、ありがたくいただきました。重ねて感謝です。