スタジオジブリ・レイアウト展

妻子は夏休みにジブリ美術館へ既に見に行っていて、カーチャンの話では、サントリーミュージアムでの展示を、もっと乱雑に大量に壁にピンで留めてあるような感じらしい。
会期も終わり近く、午後はとても混むらしいので、朝から出掛けました。それでも結構混んでいて、凄い人出。入口附近は、身動き取れない状況で、でもいろいろな展覧会見てきた経験から、途中から空いてくる(集中力無くなるのかな?)だろうと思い、適当に飛ばしながら見ました。1300点もの展示物、全てを一日で見るのは不可能だし、おそらくスタジオジブリの展示コンセプトの中に、この膨大な展示物をいかに素早く編集しながら適当な時間で見切るか、があるにちがいないと空想する。
予想通り、後半はゆったりと見ることができ、このレイアウトという方法が確立したとされる、「アルプスの少女ハイジ」の宮粼駿さんのレイアウト図の原画も、じっくり見ることができました。今日見た中では、僕の地元の西成区舞台の「じゃりン子チエ」のレイアウト図の屋台の感じとか、雰囲気ありますね。最近、この近辺の屋台を強制撤去する話が出ていますが、背景分かりませんから適当な事は言えませんが、社会に包摂性が薄れてきているような、そんな感じがしています。
宮粼駿さんのアニメーション見ていると、自己中心座標と環境中心座標とが、振動、交差しているような、そんなイメージを感じますが、静止したレイアウト図から、そのような感覚がどう生み出されるのか、興味深いところと思います。
展覧会見た後で、ホールでまっくろ黒助を描くワークショップのコーナーがあったので、参加。
サントリーミュージアムは、来年で休館になるらしく、とても残念なニュースですね。これだけ様々な企画やワークショップ等努力されていて、赤字という事ですが、行政や地域のサポートで何とか継続する道を探して欲しいですね。

壁には無数の黒助が貼られていました。アーチャンの描いたのは、ええっという感じのもの。

スタジオジブリ・レイアウト展
http://www.suntory.co.jp/culture/smt/gallery/index.html
サントリーミュージアムより引用

萩之茶屋小周辺の屋台 年明けにも強制撤去
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/090926/20090926037.html
大阪日日新聞より引用