西村知子展を観る

カーチャン芸大同級生の西村知子さんの陶芸展を観てきました。
以前拝見した大阪での個展http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20041106/art01から、もう4年も経っていて、時間が経つのが早いなと最近感じますね。
作品は祝祭的な雰囲気がさらに強められて、様々な顔や文様や文字を全身に描き込まれた動物達は、口に黄金の小判をたくさんくわえ、体をくねらせている。
前回拝見した際に少し感じた、不安定な置かれ方や、不安定なイメージは、薄くなっているけれど、動物達の破裂してしまいそうな体の膨張によって、描き込まなければいけない表面が過剰に増えてゆき、埋めても埋めても、追い着かない、そんな夢の中の無限の行為のように感じられてくる。
アーチャンは恵比寿様の顔が描かれた亀の作品が気に入ったらしい。

西村知子展
アートサロン山木(2008年3月10日〜22日まで)
大阪市北区西天満4-7-17 サロン・レガシー1F
http://www.antiku.com/shop.php?no=00043

下記は昨年INAXギャラリーで開催された個展の情報。作品の雰囲気が良く伝わります。
http://www.inax.co.jp/museum/current/010_yakimono/000968.html