音楽療法

午後、地域の障害者会館の、児童デイサービス事業「ひまわり」に参加。音楽療法コースを見学、アーチャンも参加してお友達と一緒に楽しみました。
送迎サービスもあり、小学校の授業が終った頃に学校までお迎えに来てくださって、同じ小学校のお友達と一緒に先に会館へ。音楽療法まで少し時間があったので、お友達のYちゃんと遊んで楽しかったらしい。
僕は午後4時からの音楽療法のところから、現地合流。
アーチャン含めて7名の子供達と、先生方3名。初めての環境に馴染めないのか、緊張しておとなしい様子(帰宅後、小学校の連絡帳読むと、縄跳びを200回近く跳んだ様子。それで少し疲れていたのかもしれません。右足少し腫れて引きずって歩いている)
歌や太鼓や鈴を使って約1時間。いろいろな年齢、発達のレベルの子供さんと一緒なので、サポートされる先生方は、プログラムをいろいろ工夫されて、それぞれの子供さんの個性に合ったところを、入れて刺激になるように配慮されているとの事でした。ほとんど反応の無いように見える子どもでも、かならず何らかのメッセージは受け取っていて、ある日突然コミュニケーション取れるようになったりするケースもあるらしく、粘り強く関わるところ強調されていました。アーチャンがどんな風に感じたのか、なかなか言葉には出さないので分りませんが、また絵手紙を描いたりして、感じた事を伝えてくれるかもしれません。
送迎で、妻子は自宅近くまで送っていただいた。基本的に、付き添い無しで対応していただけるようですが、もう少しアーチャンがどんな風に反応しているのか、見ておきたいし、しばらく一緒に通うことになると思います。
音楽療法自体については詳しく分りませんし、プログラムのなかにアーチャンの特性を入れていただける事を期待するのみですが、それ以外の部分で、こちら側からアイデアが出せるところあれば、いろいろ話し合ってみたいと感じました。

アーチャンは青少年会館での陶芸制作の時にお昼御飯によく行く、河童ラーメンが好きらしく、理由は、ラーメンがおいしいのもありますが、初めて行った時に、そこでFMラジオから宇多田ヒカルさんの「僕はクマ」が流れてきた事があるらしく、今日も、そのこと言っていました。あれはラジオの、と説明しても理解できませんし、「僕はクマ」のどの部分が、この子の記憶に残る作用をしているのか、音楽療法の先生に、分析していただいて、音楽療法のプログラムに活かしていただいても良いかもしれないですね。

車椅子の子供さん以外は、大人用の肘掛付きの大きな椅子に座っていましたが、アーチャンともう一人の子は、足が床に届かないし、肘も両方には掛からないので、やや宙に浮いたような姿勢でリズム取りにくいのでは、と感じました。障害者会館ですから、体格にあった椅子オプション的にあっても良いように思いますし、次回要望してみたいですね。

あと、一つ気になったこと。
後から僕は合流したので、教室の位置が分らないので、受付でお聞きした。その際靴をスリッパに履き替えてくださいと言われ、玄関ホールに戻って、スリッパに履き替えて、3階へ上がったが、妻子は靴のまま。また子供達は3階の廊下にある下駄箱で上履きに履き替えていた。1階のホールで来客や職員が履き替えても、利用者の子供達が3階で履き替えるのならば、中間経路は下足と上履きと混在している。細かなことではあるが、環境の支えは明快でないと、容易に思考方法と結びついて、判断力を曖昧なままにしてしまうだろうと思う。誰も気にならないのだろうか?
施設の平面を見る限り、動線の流れからは、設計者は上履き利用は想定していないと思われる。車椅子等の利用を考えると、床は段差無くシームレスに繋がるのが望ましいから、バリアフリーとの兼ね合いをうまく統合するアイデアが必要だ。