Prabda Yoon ExhibitionImagined Landscapesを観る

digmeout cafeにてPrabda Yoon(プラープダー・ユン)ExhibitionImagined Landscapesを観る。

http://www.digmeout.net/cafe.cfm

ここは2階の古着屋さんの中のcafe。お茶を飲みながら作品を観る(作品鑑賞のみもOKのようです)
手前の最初の作品が印象的。人間は皆、ぺったんこのシート状の平面。テーブルの上に小さな人、手前に腰から折れ曲がり、テーブルの上に倒れている人、テーブルの手前の角には脚がなく、この折れ曲がった人が脚なのか?さらに手前にグラス持つ人、そのグラスに小さな人が乗っている。どれもどこかが切れていて、全てを観る事はできないように描かれている。部屋の中にしろ、外部にしろランドスケープ的に世界を観る時、あらゆるものが、断片であり、世界の全体像を捉える事は人間的な感覚の制約があり、限界があるけれど、けれども全体像が獲得できないとしても不安では無いような、そんな気分を漂わせている。断片化されたパーツはシンボルに近づいていく。そしてそのようなステレオタイプなメタな解釈を、他のジャンルの表現とリンクすることで、消去して、イメージを産んでいるところが面白い。