『ナイウェイウェイ』肯定の行程を学ぶ

午後、妻子と大阪城公園でのタイフェスティバル会場で分かれて私だけ、新福寿荘内のアートスペースジューソーへ行き「mizutama Year-long exhibitionミズタマ年間展覧会」のワークショップとライブに参加してきました。(画像転載許諾済)

mizutama Year-long exhibitionミズタマ年間展覧会
5.25(日)『ナイウェイウェイ』ワークショップ:肯定の行程を学ぶ
https://www.facebook.com/events/280137565501466/

ここで毎月作品を発表して一年間継続されるmizutamaさんのtokoro展も4回目で、何となく彼がやろうとしていることが感じられるようになってきたけれど、今日は何をするワークショップなのか分らないまま参加してみた。
それはたぶん、私自身のたるみきった脳や感覚の筋肉を鍛える為のアウェイ的環境へ無理やり自身を放り込む作業なのかもしれない。
スタート時点では参加者は私だけで、ちょっと気まずい感じでしたが、すぐにもう一人参加されて、ナイウェイウェイの二人(mizutamaさんと塚本亮太さんのユニット)と参加者の二人とで、計4名でワークショップしました。
内容はシンプルで、彼らが持ってきたいろいろな物を、グルーガンでくっつけて、それを壁に貼っていくだけ。ただそれだけの作業を何も考えないで、瞬間的に物を選んでくっつけての繰り返し。
最初の床に置かれた物たち。

最初、ナイウェイウェイの二人が見本的に何個か手馴れた感じで作っていきました。彼ら二人だけでワークショップしていて、公開ワークショップは今回初めてとか。
最初に水平に貼られたテープが強くて、とても個人的には気になりました。

何も考えないで作るというのは、でも実際にはとても難しいというのか、どうしても物のイメージからいろいろなこと思い浮かべるし。最初、黄色い色のものが目に入ってきて、気になったので、それを忘れようと思うと今度は青色のものが気になり、それでとりあえず青色のものを選んでくっつけていきました。
青いT字カミソリと乾電池、青い香水ビンと色鉛筆、青いテープと洗濯バサミなど。

その次は赤が気になって、赤を中心に選んでいきました。その頃にmizutamaさんが、他人が選んだものをくっつけてという感じで左下の銀色のボールとふりかけの袋を渡されたので、単純につなげてみましたが、その頃から、割と考えないで手が動くようになってきました。物を選び、グルーガンでつなげ、結束バンドで吊るしてというルーティンにのめりこんで行く感じ。実際、何も考えない時て、ルーティンに何かしている時なのかもしれませんね。そのルーティンを見つける為に頭をフル回転するみたいな。考えない為に考えるみたいな、その状態をさらにメタ化するためにワークショップで協働しているように思いました。

無心になり始めてから作ったものたち。



最後に作ったハサミとテープ。材料がもっとあったら、延々と作り続けたかもしれないですね。

壁にも床にも一杯できました。


なかなか楽しい。感謝です。
その後、少し休憩して彼らのライブ。
材料をワークショップで使い果たしたので、臨機応変に材料追加したり、会場にあった機材など使ってパフォーマンスのようなインスタレーション作りのようなライブが展開されました。
mizutamaさんの展覧会については、後日感想書きたいと思います。直接mizutamaさんには感じたことを言葉でお伝えしました。
また次回展、楽しみですね。