第五十七回 日本伝統工芸展

療育に行く前に、阪急四条河原町で降りて高島屋京都店へ。日本伝統工芸展を見て来ました。
伝統工芸も現代アートも区別無く観て廻る我家。日本伝統工芸展は、作品個々の完成度が高く、展覧会場にはいつも一定の緊張感が漂っています。
入選作の中に、昨年花かごのワークショップでお世話になった田辺小竹さんの作品もありました。小さくて静かな印象の逆円錐の姿の「火炎花籃」
来週土曜日に、堺でまた田辺さんのワークショップに参加させていただくので、アーチャンもとても楽しみにしています。
僕が良いなと感じた作品は、続けて工芸展で拝見している小宮康孝さんの江戸小紋諸紬地着尺「玉入り均通し」ですね。ずっと観つづけても見飽きません。拡大すると見えてきますが、微妙に配列されたドットのようなノイズのような揺れ方が素晴らしいですね。
それと、同じジャンルの、藍田愛郎さんの江戸小紋着尺極錐彫「鼓に蝶」も、近づいてよく観ると細かな細胞のような不定形の泡のような塊が無数に集合して全面を占めていて、そのオールオーバーな表現を見ていて見飽きませんでした。
大阪心斎橋の大丸ミュージアムにもまた来るようですからもう一度拝見したいと思います。
無料ですし、お薦めの展覧会です。

第五十七回 日本伝統工芸展
http://www.nihon-kogeikai.com/
日本工芸会より引用