HOi!

「ギャラリーあしたの箱」を出て、まだ少し晩御飯まで時間があったので、中津まで出て、PANTALOONへ行き、HOi!展を観てきました。

HOi!
http://www.pantaloon.org/hoi_info.html

5組のオランダのアーティストが5箇所の会場で同時にイベントを開催されるというユニークな試み。
そのうちの、Vincent de Rijk (ビンセント・デ・ライク)さんの紹介に、建築家のレムコールハースのモデル制作担当されているとあり、特に見てみたいなと思いました。
PANTALOONさんへは、2年前にgrafさんに置いてあった、片桐さんの個展案内を見て、行ったことがあり、それ以来でした。
寂れた雰囲気の商店街通っていく、あの場所でレムコールハースのモデル作っている人?と一瞬思いましたが、でも入ってみると違和感なく、時代を駆け抜けていくデザインの今を感じさせてくれました。半透明の美しい樹脂のサンプルピースを立体的に並べた、色見本のようなオブジェや、様々なサンプルたちが、置かれている。
現実の空間に置かれる物質は、絵画のような虚像ではないので、ありのままの表現となる。そこへ虚像ではないが、イメージを投影しようとする時、シンボル性を排除しつつ、豊かなイメージを定着させようとするならば、絵画と立体の中間体としてのレリーフ的表現が適しているのかもしれない。様々なポーラス状の半透明なテストピースと、それによる家具の構成を見ていてそう感じました。
お薦めの展覧会です。
それとパンフレットの、協力者欄に吉行良平さんのお名前があり、ギャラリーの方に聞くとオランダで生活されていた事もあり、通訳等担当されたとのこと。(吉行さんの御両親と縁があって、お母さんの吉行洋子さんが個展の際にアーチャン可愛がっていただいたり、お父さんの吉行敏和さんに、大阪彫刻家会議の、おやこ彫刻教室でお世話になったりと、御一家に感謝です)