日曜参観

午前中、小学校で日曜参観と懇談会。授業は国語。分担しての本読みのところ、アーチャンの隣の席のお友達が、たんぽぽ教室の先生と一緒にサポートしてくれて、読む箇所を指でなぞったり、一緒に読んでくれる。ありがとうね。後で先生にお聞きすると、普段の授業でもしていただいている様子。アーチャン的には、それに甘えて、自分で文字を追ってという努力を最初からやってない感じもしましたが、昨日の療育でも、文字の認知は相当厳しい状況のようですし、仕方が無いのかもしれません。
夏休み前の個別懇談の際に、今までずっと席の位置を、先生がサポートしやすく、他の生徒さんの目が行きにくい、廊下側のサイドにしていただいてたのですが、サポート自体も減っていく流れもありますし、変化に慣れるように、少し変えていただくよう御願いをしていました。今日は教室の中央の前から二列目のところでしたが、先生のサポートも、アーチャンだけでなく、他の子供達にも同じような感じで声掛けされていて、自然な感じで、アーチャンも今まで通りの雰囲気で過していたので、安心しました。
懇談会までの間に、体育館に子供達の作品が展示されているので、観てきました。

運動会の時に演じた、エイサーをモチーフに、エイサーを踊っている自分の姿を描いて、それを切り抜いてクラス全員の絵を壁に貼り付けてありました。踊った事とそれを自画像として描く事で、より理解が深まっている様子。それと、沖縄のシーサーを粘土で作っていたりと、とても有機的なつながりがありました。アーチャンの作風も少し変化があり、より分節的な表現が強まっていました。それとほとんどのお友達の自画像が、視点が並行かもしくはやや俯瞰的な感じで描いていたのですが、アーチャンのは、何となく下から見上げたような雰囲気に見えます。たまたま体育館の壁の一番上に張られていたので、余計にそう感じたのかもしれませんが、あごのところ、首のつなぎの部分の表現が、見上げ的なので、そう見えるのかもしれません。

教室の後ろ側の壁に張られていた、手の絵。アーチャンに聞くと右手でピースしているところらしい。どっちの手で描いたの?と聞くと、最初は右手でと言っていましたが、途中から、左手でと言うので、曖昧な感じでした。右手を観察しながら描いたのか、頭の中のイメージで描いたのか。アーチャン普段は右利きですが、左手も利くので、どちらか分かりません。
(翌日、再度聞いてみると、ピースする左手を見て、右手で描いたと言っていました。たぶんそうだろうな)
他のお友達の絵を見ると、ほとんどの子が、左手を描いていましたから、たぶん左手を観察しながら、利き手の右手(たぶん右利きの子が多いのだと思う)で描いている感じがしました。

懇談会は、他人への思いやりがテーマ。アーチャンの場合、保育所以来、ずっとお友達がやさしく接してきてくれたので、その気持ちがアーチャンを、今まで穏やかな心で落ち着いて過させてくれたんだと感じています。でも、このところ、少しずつ情動面で難しいところが見えてきていて、それはお友達含めて、この時期特有の変化の兆しなのかもしれませんし、またアーチャンの疾患に起因する不可避なことなのかもしれません。これからどんな風に育っていくのか、分かりませんが、今まで通りのペースで笑顔のある生活環境作りを心掛けたいと思い、最近も温かな配慮していただいた事があり、感謝の気持ちを伝えました。