「大阪ミュージアム構想」が浮上 名所ライトアップ 橋下知事検討

福祉や教育、医療を切り捨てて、また児童図書館の廃止統合、現代美術センターも当初は廃止検討(もともとの年間予算が2300万円)ということと、橋下知事が次々と言い出す都市改造とを並べると、この人の発想なのかブレーンの発想なのか分りませんが、相当歪んでいると言わざるを得ません。
ファシズムの時代、ナチスドイツが、本を焼き、近代芸術を退廃芸術として弾圧し、障害者を歪んだ優生思想によって理由も無く殺害していき、それと同時に、対照的に光り輝く都市改造を実行していった悪夢を連想するのは私だけでしょうか?

今回、浮上した「大阪ミュージアム構想」は、光る御堂筋計画に加え、大阪市中之島周辺の近代建築物▽江戸時代の街並みが残る富田林市の寺内町岸和田市岸和田城周辺▽世界文化遺産への登録を目指す百舌鳥・古市古墳群−など、府内の名所をライトアップする計画。
名所それぞれを一つの芸術作品として見立て、府全体を博物館として位置づけてPRする狙いがあるといい、6月上旬に示される重要政策PT案で詳細を明らかにする見通しだという。
経費面では、光る御堂筋計画だけでも10〜20億円の費用を見込んでいるため、ミュージアム構想全体の実現には、100億円単位の予算がかかることも想定。福祉、教育など住民の暮らしに直結した施策など約1100億円のカットを盛り込んだ財政再建試案が提示されているだけに、反発は必至とみられている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080517-00000928-san-soci
サンケイ新聞 yahooのHPより引用