南大阪療育園にて療育

今日は朝から夕方まで療育の日でした。アーチャンは最後まで何とか集中して課題に取り組みました。
午前中は療育園で、OTとSTでした。療育園での訓練は、遊びの雰囲気の中で、楽しみながら同じことを繰り返し、短期記憶などを良くして行く感じですね。アーチャンの発達度は去年の三月の発達検査http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20070306/memoで、64/100との事でしたから、まだまだ遊びの要素が必要でしょうし、アーチャンの状態をずっと見てきていただいた中での、適切なサポートと感じます。普段の生活の中でも、遊び的要素をうまくアレンジしながら、サポートしていく必要性を改めて感じました。

OTは担当のK先生と、舟のおもちゃにカラーブロック載せて遊びながらコミュニケーションしながら、色での指示、形での指示、同じ色や形同士での数かぞえなど、繰り返し。それと9マスの碁盤に、いろいろな形のカラーブロックを、位置の指示メモを頼りに並べていく課題。K先生のお話では、今日初めて最初から最後まで椅子に座って集中途切れないで課題に取り組んだとの事。11時から約40分、休まないでできた事自体嬉しいですね。

OT終了後すぐにSTの訓練室に移動。
STは担当のY先生と、アンパンマンのノートパソコン型のゲーム機を使って、いろいろな課題に取り組みました。キャラクターを使っていろいろ工夫がされていました。例えばドキンチャンが出てきて、シャボン玉を吹くと中から数字(例えば9)が表れ、それからキーボードで9を押すと、アンパンマンが正解の9とともに正解のファンファーレが鳴る仕組み。(ただ、ひとつのレベルをクリアーすると、アンパンマンバイキンマンが出てきて、アンパンマンが、パンチをバイキンマンにお見舞いして次のステップに行くというのは、知的障害児の訓練で、考える訓練で、能力を使って正解して、それに対して与えられる報酬として、アンパンチによる解決の場面では、普通に考えると、有り得ない組合せのように感じるが。)
でも、キーボードの配列は、アイウエオ順やABC順の並べ方や、数字の10があるところなど、よくまとめられていると感じます。
それから、小さいノートパッドのような機械に出てくる文字と絵を見ながら声を出して読み上げる訓練。アーチャンの発声を聞いてカーチャンが、声を返してあげるという事を繰り返す。(アーチャンの様子見ていると、だんだんカーチャンの訓練しているような態度に見えてくる、面白い子だ。)
こうやって、少しずつ発話していくことで、発音が少しでも明瞭になればと思います。こちらも約40分、集中して取り組みました。