若冲

相国寺での展覧会も今日で最終日、僕が観に行った火曜日でも70分待ちだったから、最終日は大変な状態だったでしょうね。感想で、薔薇小禽図が良かったと感じて書き込んでいてhttp://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20070529/art、他のblog書いている方の感想探していて、とても素晴らしいblog見つけたので、紹介します。若冲の絵画は著作権切れている為か、比較的自由に皆さん画像の二次利用されているようですね。そう言えば、以前、コレクターのジョープライスさんが、自宅の円筒形の風呂の壁を若冲のモザイク画で作っているところTVで観ましたから、二次利用は良いのでしょうね。
TAKさんのblogで、薔薇小禽図と草間彌生さんの作品との関連について、美術評論の山下裕二さんがBRUTUS誌に書かれていると引用されていますが、カーチャンとその点について話してみましたが、おそらく草間彌生さんの場合は、強迫観念的なイメージが日常的に見えている人であり、作品から受ける印象も、異なっているという事ではないかなと感じました。実際、少し前に京都国立近代美術館での草間彌生さんの展覧会を観た後でhttp://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20050211/art、僕は息が苦しくなって体調がおかしくなりましたが、若冲の作品を観た後の感じはそれとはまったく違った物でした。草間彌生さんのイメージは、逃げ場の無い、とても不安な物ですね。そこは明快に違うと言えると思います。視覚的に言えば、若冲の場合、「地」の部分が微妙な彩色を施された絹と裏紙によって作られた独特の暗い背景から構成される何も無い世界であるのに対して、草間彌生さんの場合、「地」と「図」と区別無く強迫観念的なイメージで埋められている、そんな感じでしょうか。

http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1012
弐代目・青い日記帳より

伊藤若冲動植綵絵』人気投票
http://www.icnet.ne.jp/~take/jyakuvote.html
TAKさんのHPより