展覧会めぐり 

仕事のコンペ案が採択されて、連休明けに詳細な追加資料を出さなくてはいけなくなり、休息は今日でお終いの感じ。
気分転換と、テーマの一つが花に包まれるランドスケープなので、さらなるアイデアを求めて、いくつか展覧会を巡ってみた。
お向かいさんから、カーチャンが「日本いけばな芸術展」のチケット頂いていたので出掛けてみた。行く前は、「いけばな」に対する固定観念が自分の中にあって、あまり乗り気ではありませんでしたが、行ってみて、質、量ともにとても充実していて、いろいろ学ぶところがありました。いけばなには、様々な流派があるらしく、見ていると確かに明確に違いがありましたし、それを共有可能な様式として定型化しているところも、面白いですね。そしてその定型化されたものから、いかに変形させていけるか、細やかな工夫がいくつも見えてきました。フォーマルな共有し易いものの美しさは、常に新しく産生されていく、そんな印象が会場にはありました。
デジカメで、ほぼ全ての作品、約200枚くらい写していたら、後ろから僕の肩を叩く人がいて、振り返ると、御婦人が居て、「正面から撮って!正面から!」とリクエスト。どうやら写していた作品の作者さんらしい。「ハイハイ」と正面からパチリ。

創立40周年記念日本いけばな芸術展
http://www.nihonikebana.or.jp/
日本いけばな芸術協会のHPより

それから肥後橋に出て、国立国際美術館の南側にある、grafのギャラリーで、「生意気展」を見ました。こちらは、デザイナーのグループの作品で、大雑把に言葉にすると、「都市における自然農法的箱庭」みたいな感じの展覧会でした。これをゲリラ的に都市で実践していく時には、さまざまな法律の壁にぶち当たりそうに思いますが、展覧会の展示物からは、それらは見えてきませんでしたし、そのような運動を表明している訳でもないようだし、これは何なんだろうと思いましたが、とりあえず、そのまま見たままの状態で受け取ってみました。

http://www.graf-d3.com/gm/kinky_muff_land/index.html
生意気展のHPより引用