1950年代の雑誌「みづえ」購入

いつもの古本屋さん、200円均一の棚覗くと、「みづえ」が30冊くらい置いてある。全部欲しいけれど、多すぎるので、我慢して良いもの四冊を選ぶ。

1952年558号(岡本太郎の投稿「四次元との対話 縄文土器論」載っている)
1954年582号(モンドリアン「新しいリアリズム」1943.04所収)
1957年621号(表紙デザイン泉茂 とても素晴らしい)
1957年623号(フンデルトワッサー「想像的空間 超オートマティスムについて」1955所収、
       表紙デザイン瑛九、これも素晴らしい)

1950年代の雰囲気のよく伝わる素晴らしいものばかり。当時、ジャクソン・ポロック以後の自動記述的アートの克服が主要なテーマだったようだ。具体美術の吉原治良さんの具体美術宣言が1956年10月とありますから、当時の志向がよく分かりますね。

http://www.ashiya-web.or.jp/museum/03education/nyumon/manifest_jp.htm
吉原治良 具体美術宣言
芦屋市立美術博物館のHPより