芸術新潮「ラ・トゥール」特集を読む
今、通っている事務所には、国内外の美術とかデザインの雑誌閲覧できる図書室があり、いつも昼休みに黙々と読んでいる。芸術新潮の3月号に僕の好きなジャック・カロと同じロレーヌ出身でカロ誕生の翌年に生まれた、ラ・トゥールの特集をしていた。ほとんど忘れ去られていた画家だったらしい。僕もまったく知らない画家だったけれど、やはりこの時代のアートは面白いね。
カロがランドスケープの中のシンボル化された群集を描くのに対して、ラ・トゥールの油彩は、ろうそくの柔らかい明かりに浮かび上がる、静寂の中の人物を好んで描いたようだ。
日本での展覧会は、これが最初で最後だ、とか書いてある。フランスに行くよりは近いけれど。
http://www.artrenewal.org/asp/database/art.asp?aid=927&page=1
Art Renewal Centerより