荒川修作/マドリン・ギンズ著「死なないために」を読む(中古本購入)

図書館の帰り、いつもの中古本屋さん覗く。ここは本当に良い本がみつかる。最近アートと環境(主に建築)の中間的領域の作品作りつづけている荒川修作/マドリン・ギンズ夫妻の散文詩。1988年発行だから、まだピュアアートのみ作られていた頃でしょうか。一部引用

知覚することを感ずること・・・・・・
自身を空虚として知覚することを感ずること・・・・・・
自身を空虚として知覚することを感ずることのただなかにおいて
は・・・・・・
(中略)

http://www.architectural-body.com/ja/
「ARCHITECTURAL BODY 」

現在の表現で言えばメタ認知的なことでしょうか?荒川修作氏の作品から感じられる知覚のメカニズム自体を捕らえようとする視点で人間が棲む環境(主に建築)を作る時、どのようなものが生まれてくるのか楽しみですね。それがその環境に関わる人々の意識に、主体的なメタな視点を誘発するのか、もしくは逆に個人を抑圧するのか、確認してみたいですね。