野口悠紀雄著「超発想法」を読む

先日、デュシャン関連の本、古本屋さんで買った時、同時に購入。野口悠紀雄先生の著作はユニークな発想で面白いし、経済御専門の先生で、ジャック・カロの事語っておられる方も、僕の知る限りで、この方だけですね。一部引用。

科学史に残る多くの大発見が、偶然のきっかけで生じている。これは、何を意味するのか?(中略)
突然天啓が下った如くに考えのひらけて来るのは、これにさきだって長い間無意識に活動していたことを歴々と示すものである。(ポアンカレの言葉)(中略)
「無意識ではあるが、表層にあり、意識にごく近いところ」を、フランシス・ゴールトンは「控えの間」と表現した。(中略)
無意識活動は、意識のごく近くにある「控えの間」で行われるらしい。

「超」発想法

「超」発想法

意識と無意識の中間領域のような前意識的な領域を「控えの間」という比喩で表現されている部分は面白い。

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